茨城北部で最大震度6弱…常磐道で通行止めも | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

茨城北部で最大震度6弱…常磐道で通行止めも

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茨城県高萩市で震度6弱を観測した同県北部での地震を解説する青木元地震津波監視課長
  • 茨城県高萩市で震度6弱を観測した同県北部での地震を解説する青木元地震津波監視課長
28日21時38分頃、茨城県北部を震源とする最大震度6弱を記録する地震が発生した。震源の深さは約11km、地震の規模(マグニチュード)はM6.3(いずれも暫定値)。

各地の震度は、茨城県高萩市で震度6弱、日立市で震度5強、常陸太田市などで震度5弱の強い揺れを観測した。気象庁は、2011年3月の東北地方太平洋沖地震の余震と発表した。

「状況の確認は明るくなってから。今後、茨城県北部だけでなく、余震域全体で活動は続いている。地震活動がある見込みなので、十分注意してほしい」(地震火山部地震津波監視課・青木元課長)

揺れは宮城県、福島県、栃木県、埼玉県、千葉県にも広がっている。宮城県岩沼市、福島県郡山市、白河市、栃木県太田市、那須町、鹿沼市、埼玉県加須市、久喜市、春日部市、千葉県野田市などでも震度4を観測した。千代田区など東京都心部でも震度3の揺れを記録した。震度1以上の範囲は東北地方から中部地方に及んだ。

周辺の地震の特徴を青木氏はこう解説する。「今回の地震と1928年当時からの周辺の地震を照らし合わせる(震央分布)と、陸域で発生した主な地震は、すべて2011年以降に集中している。茨城県内では、4月12日に福島県中通りで起きたM6.4の地震以来の強さとなる」。

地震の影響で東北新幹線、東海道新幹線が自動的に停止した。東北新幹線は21時47分、東海道新幹線は21時55分に運転を再開した。現状では29日の運転に影響はない。

また、常磐道の一部で安全点検のため一時通行止めとなった。区間は茨城県日立南太田IC~福島県いわき勿来(なこそ)ICの上下線。29日0時15分現在も、通行止めは継続している。

茨城北部で最大震度6弱---常磐道で通行止めも

《中島みなみ@レスポンス》

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