【THE SPIKE】侍ジャパンに青木宣親が帰還…WBCのV戦士に期待されるリーダーシップ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE SPIKE】侍ジャパンに青木宣親が帰還…WBCのV戦士に期待されるリーダーシップ

オピニオン コラム

青木宣親 参考画像
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  • 山田哲人 参考画像(2015年11月8日)
来年3月に開幕を控えた「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)。4回目となる決戦の大舞台は刻一刻と迫っている。

12月20日、第4回WBCに出場する一部メンバー18名がひと足先に発表された。残された枠に関しては、メジャーリーガーも含めて選考段階であることを野球日本代表・侍ジャパンの小久保裕紀監督は示唆していた。

そんな中、早速吉報が届いた。21日、侍ジャパンの追加選手が発表され、ヒューストン・アストロズの青木宣親外野手が選出されたのだ。メジャーリーガーの参戦は2大会ぶりとなる。

■WBCの舞台に青木が帰ってくる
青木は2006年開催の第1回WBC、2009年の第2回WBCに2大会連続で出場。特に主力として活躍した第2回大会では、日本の連覇に大きく貢献した。

過去には2008年北京五輪に野球日本代表として出場するなど国際舞台の経験も豊富。さらには2012年に渡米し、メジャーリーグ所属4球団で5シーズンを経験(アストロズで5球団目、来年6シーズン目を迎える)。ボールの扱いや米国の球場、外国人投手への対策はもとより、走攻守にわたって培ってきた青木の経験は、いまの若い侍ジャパンに多大なる好影響をもたらすだろう。

青木宣親 参考画像

第1回WBCでは、現阪神タイガースの福留孝介(当時中日ドラゴンズ)の控えという意味合いが強かったが、福留の不調により準決勝・決勝はスターティングメンバーで出場。初安打を放つなど貴重な経験をした。

第2回WBCでは、つなぐ3番として予選ラウンドから決勝の韓国戦まで走攻守で活躍。大会を通じて37打数12安打と、現マイアミ・マーリンズのイチロー(当時シアトル・マリナーズ)と並んでチーム最多安打を記録し、チームトップの7打点を記録。大会のベストナインにも選出された。

青木宣親 参考画像

小久保監督もそんな青木に「WBCの優勝経験もあり、5 年間メジャーリーグで活躍し、大きな力になることは間違いない」とし、中心選手として大きな期待を寄せている。

■チームにもたらす効果
前述したように、チームの精神的主柱になることは間違いない。また、ヤクルト時代に3度の首位打者、史上初の2度のシーズン200安打を記録したバットコントロールも健在だ。

それに加え、特筆すべきは青木の出塁能力。ヤクルト在籍時代も出塁率は高かったが、メジャーリーグでも毎年.350前後の安定した出塁率を記録しており、米国でも高く評価されている。

青木宣親 参考画像

また、中堅と左翼と2つのポジションを守ることができることも強みだ。青木が左翼に入ることで、筒香嘉智外野手(DeNA)を指名打者とすることもできる。また、1番を任せることで、秋山翔吾外野手(西武)を9番にまわせる。

青木宣親 参考画像

11月に行われたメキシコ・オランダとの強化試合において、貴重な適時打を放つなど秋山の9番起用は当たっていて、小久保監督は「秋山の9番は良かった」と手応えを感じていた。

青木は、「打順は何番でもかまわない。どこを打っても力を発揮できる」と自信を示す。打線の厚みが増すこともそうだが、足も小技もある青木の加入により攻撃のバリエーションも増えそうだ。

■背番号「1」の絆
背番号「1」といえば、ミスタースワローズ。現在は史上初の2年連続トリプルスリーを達成した山田哲人内野手(ヤクルト)が背負う番号も、過去には青木、岩村明憲内野手、池山隆寛内野手、若松勉外野手ら歴代のスター選手が背負った。

2015年オフ、当時は背番号「23」だった山田が、契約更改の席で「1」に変更することが発表されたが、その席に2011年まで「1」を背負っていた青木がサプライズで登場し、山田にユニホームを手渡す場面があった。

青木と山田がヤクルトで重なっていたのは、山田が入団1年目の2011年だけだったが、背番号「1」の絆は二人を強く結びつけている。

山田哲人 参考画像

11月の強化試合では攻守ともに振るわなかった山田だが、憧れの青木との共闘により本来の力を発揮してくれることを願いたい。

■期待されるリーダーシップ

第4回WBCでは、今季ナ・リーグのサイ・ヤング賞を獲得したワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザー投手らスター選手が出場を表明するなど、米国をはじめ各国の力の入れ具合がこれまでとは明らかに異なる。過去の大会と比べても厳しい戦いとなることは間違いない。

いまの若い侍ジャパンが王者奪回を果たすため、青木の経験とリーダーシップはこれ以上にない力となる。
《浜田哲男》

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