【GARMIN Oregon 750TJインプレ中編】ルート選びも良好、何よりGPSの補足が早い! | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【GARMIN Oregon 750TJインプレ中編】ルート選びも良好、何よりGPSの補足が早い!

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カラビナクリップでトレール用バックパックの肩ストラップに取りつけてみた
  • カラビナクリップでトレール用バックパックの肩ストラップに取りつけてみた
  • 地図上に里山の頂上が表示されたので目的地のピンを打っておく
  • 開始ボタンをタッチするとGPSがルートを補足して記録していく
  • GPSによる測位はかなり正確。補足にかかる所要時間も実に短い
  • 狭い舗装路を歩いてみた。実走の水色ルートがほぼ正確に地図上をトレースする
  • 右サイドの電源ボタンを再度押すとアプリケーションが選択できる画面になる
  • コンパス表示。ナビゲーション中は目的地を指し示す矢印が出現する
  • USBケーブルでパソコンと接続。内蔵するバッテリーパックの充電も行われている
ガーミン社製ハンディGPSの中でも定評のOregon(オレゴン)シリーズに、フルカラータッチパネルモデルの「Oregon 750TJ」が新登場した。同社ハンディGPSカテゴリーのフラッグシップモデルとなるだけに、その性能が注目されている。

◆詳細な地図で登山道もわかりやすく表示

インストールされている地図は国土地理院の承認を取って作成された10m(最大5m)等高線入りの日本詳細地形図2500/25000だ。1/2500(一部1/25000)の高精密な国土地理院刊行「数値地図(国土基本情報)」をもとに、登山やハイキングに不可欠な地形図情報に加えて市街地でも十分に使える詳細道路情報を収録している。

日本詳細地形図2500/25000は登山やハイキングなどでの使用を主としているため、登山道は太い破線でわかりやすく表示されているのが特徴だ。登山時に危険な崖や岩などの注意マークは濃茶色で色分けされているので、等高線や他の地図記号とは見分けがつきやすくなっている。

◆早速試してみると、ルート選びに好感

実際に目的地を身近な里山の頂上に設定して試してみた。自宅近くの裏山に「六国見山」という標高140m程度の山がある。メインホーム画面を「ハイキング」にして、右下の「虫眼鏡マーク」で目的地を検索する。さまざまな検索方法があるが、手っ取り早いのは現在位置周辺の「全カテゴリー」から。この段階でGPSによって現在位置が補足されているので、「全カテゴリー」を選択すると近隣の駅や学校、郵便局や河川・山岳などの名前が表示される。すぐに見つからない場合は名称を入力して検索する。「ろっこくけんざん」と入力すると「六国見山」が表示されたので、これを選択すると目的地にピンが打たれた地図表示に変わる。右下の「出発」を押すだけですぐにルート案内が始まるのだ。

このときは比較のために他モデルも併用して歩いてみたが、やはり登山やハイキングに特化したOregon 750TJのほうがハイキングコースをきちんと見つけ出して道案内をしてくれる。モデルによってはカーナビのように舗装路だけを案内して、登山やハイキングにならないこともあるのだ。いつもの裏山歩きなので実際のルートは把握していて、Oregon 750TJがどんなルートを示してくれるかをちょっとイジワルな気分でテストした。そうすると民家の軒先や私有地となるルートは回避して、一般的なハイキングコースを選んで案内をするのに気づいた。これはOregon 750TJにしてやられた!

里山歩きの実際には私有地を「歩かせていただく」ことはよくあることで、所有者に会ったらきちんとあいさつするなどオトナの道徳があれば通らせてもらえる。Oregon 750TJのルーティングは基本的には一般的なルートを案内し、地元の人しか知らないようなルートは表示しないので、それはそれで好感度の持てる仕様だ。もちろん実際にたどっているルーティングは水色の実線で記録されるし、自動的に「リルート」するので案内コースから逸脱しても目的地までの方向がわからなくなることはない。

◆他のガーミンデバイスと比べても、GPSによる補足が早い!

そしてまたGPSによる位置情報の把握には目を見張るものがあった。これまでのどのGPS搭載ガーミン社製デバイスよりも正確で、しかも補足が早い。GPS機能はいわゆる米国GPSだけでなく、ロシア版GPSである「GLONASS」、日本の準天頂衛星「みちびき」を合わせた三測位対応だ。準天頂衛星のみちびきは現在のところ1基態勢で、1日のうち8時間ほど日本の上空に位置して、他のGPS電波と合わせて位置を特定することに貢献している。

ほぼ天頂からの電波が地上に届くということは、山やビルなどに反射して電波が受信機に到達する時間が乱れる「マルチパス」が起きにくく、高精度測位を強力にサポートする。位置情報における理論上の誤差はわずか1mというから驚きで、今後に複数台の日本製衛星が飛ぶようになるとさらにその精度は高まるという。

◆山岳ナビにスマホは危険、登山にはOregonのようなアイテムが必須

前回のeTrex Touch 35Jのインプレ記事にも記したが、ミスコースによって危険が生じる山岳ナビはGPSでなければならないという理由がある。一般道のナビソフトならスマホのアプリでもあまり問題ではない。スマホの場合はGPS対応携帯であってもドコモかauかソフトバンクの基地局(アンテナ)からの電波を併用して現在位置を特定している。ところが谷あいやアンテナがない山岳部では誤差が300m以上になる場合や位置を特定できないこともある。GPSを活用するための地図アプリが、圏外ではデータをダウンロードできず動かないこともある。アンテナが多い都市部ではスマホナビでいいのだが、登山やハイキングをする場合は精度の高いGPSが不可欠だ。だからアルピニストやハイカーはOregon 750TJを使うべきなのだ。

そんな本格的デバイスのOregon 750TJではあるが、表示は高速化されていてサクサク操作できるのが特徴。スマホに近い感覚で山岳地図を閲覧できるのがうれしい。
《山口和幸@レスポンス》

まとめ

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