11月30日でコナミを退職し、「日本体操界初のプロ転向」を発表した内村航平選手。27日に行われた子ども向け体操イベントの質問コーナーでは、子どもだからこそ聞ける“直球”の質問に、返答に困る場面もあった。
■最初の大会で失敗したとき、どうやって立ち直りましたか?
内村:もう20年以上前の話なんで、あまり覚えてないんですけど、あのときはみんなよりも下手クソだったと思います。やっぱり、すごく上手になりたいと思っていました。
そのときは親から聞くと泣いていたと言われたんですけど、すごく悔しかった。その悔しさをバネに、頑張れたんじゃないかなと思います。
■内村選手は、どうやって金メダルを獲ったんですか?
内村:えーっと、えーっと…毎日毎日、練習してきたからこそ、メダルを獲れたんだと思います。あとは、金メダルを獲りたいってすごく思っていたからです。
■内村選手の一番好きな種目はなんですか?
内村:好きな種目は、平行棒です。平行棒はほかの種目に比べてすごくたくさんの技がいっぱいあるので、なんかこう、いろいろやっていて楽しいなって思います。
※:同じ質問を聞かれた田中佑典選手は、「僕は鉄棒が好きです。高くて、たまに怖かったりもするんだけど、体操の花とも言えて、すごくダイナミックな演技ができて、一番目立つからです。そして着地が決まったときがすごく気持ちいいからです」と答えている。
■体操していて「やめたい」と思ったことはありますか?
内村:僕は体操を愛しているので一回も思ったことはありません。
※:これに対して山室光史選手は、「僕は小学生のときぐらいは、コーチが厳しすぎて体操をやめたいと思ったことはある。でもどうにかやめずにここまでこれました」と本音を伝えた。
また、司会者が「内村選手は『毎日練習してきたからこそ金メダルが獲れた』と言っていました。みんなも練習頑張れるかな?」と伝えると、子どもたちは「内村選手、頑張ってください」というまさかの“激励”が返ってきた。
《大野雅人》
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