上屋が膜素材でできたスキー場リフトのターミナル製品化 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

上屋が膜素材でできたスキー場リフトのターミナル製品化

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上屋が膜素材でできたスキー場リフトのターミナル製品化
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芝浦工業大学デザイン工学科の谷口大造教授と横山太郎特任准教授らは、安全索道と共同でデザインした上屋が膜素材でできたスキー場リフトのターミナル「コクーン(Cocoon)」の製品化を決定した。

「コクーン」は、雪かきなどの手間がいらず、従来の鉄製より高耐久で、膜の透過性を活かした光演出も可能なスキー場リフトのターミナルだ。膜素材をターミナルの上屋として使用することは、日本で初めて。基本計画からデザインの改良を重ね、従来品より安価にできたため、製品化が決定した。現在、スキー場への設置に向けて営業を行っている。

膜素材は、ガラス繊維に四フッ化エチレン樹脂をコーティングしたものなど。フッ素加工され滑りが良く自然落雪するため、雪かきの必要がない。外部に鉄骨部分が露呈せず、膜素材自体も高耐久で、20年間はほとんどメンテナンスフリーで使用できる。膜の透過性を利用すれば、赤く点滅発光させて警告するなどのイルミネーションによる光演出が可能となる。

上屋が鉄製で上部が平らな従来のターミナルは、雪下ろしの手間がかかることや、10年も使用すると鉄が錆びて見た目が悪くなるといった問題点があることから、問題点を解決し、膜の透過性を活かしたデザイン案を形にした。
《美坂柚木》

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