【THE ATHLETE】田中将大よ、絶対的なエースとなれ…ヤンキース栄光の歴史を取り戻すために | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE ATHLETE】田中将大よ、絶対的なエースとなれ…ヤンキース栄光の歴史を取り戻すために

オピニオン コラム
田中将大 参考画像(2016年9月14日)
  • 田中将大 参考画像(2016年9月14日)
  • 田中将大 参考画像(2016年9月3日)
  • 田中将大 参考画像(2016年8月13日)
メジャーリーグが全日程を終了した10月2日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手がツイッターを更新した。右前腕部の張りでシーズン終盤の登板を回避した田中は、「悔しい想いがあります」とつづっている。

■チームの若返りを推し進めるヤンキース

トレード期間中にアロルディス・チャップマン、アンドリュー・ミラーを次々に放出したヤンキース。さらにマーク・テシェイラが今シーズン限りでの引退を表明、アレックス・ロドリゲスは8月12日のタンパベイ・レイズ戦でユニフォームを脱ぐなど、今シーズンのヤンキースは後半戦に慌ただしい動きを見せた。

それ以前からニューヨークのメディアやファンは、「今オフに数十億円規模の違約金を支払ってでも、ロドリゲス以下、不良債権になっているベテラン選手を一掃する」との予測を立ててはいた。ただ、それがここまで早い段階で実現するのは、さすがに驚きだった。

田中将大 (c) Getty Images

■若手の活躍で予想外の追い上げも力尽きる

再建モードへ舵を切ったヤンキース。鉄壁と謳われた救援リレーを解体したことにより、今シーズンは諦めたとの見方も多かった。だが、ゲーリー・サンチェスら若手が台頭。一時はワイルドカードでのプレーオフ進出も見える位置まで持ち直した。

ヤンキースの新人捕手サンチェス、45試合で19本塁打のメジャー最速記録

しかし、デリン・ベタンセスひとりにブルペンの負担がかかったこともあり、最後は同地区のライバルたちに競り負けた。ベタンセスは3シーズン連続の70試合以上登板達成も、終盤には疲労からか打たれるシーンが目立った。

田中将大のヤンキース、プレーオフ進出の可能性が潰える

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《岩藤健》

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