【澤田裕のさいくるくるりん】新規格のマウントを導入し、ハンドルバーまわりを機能強化 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】新規格のマウントを導入し、ハンドルバーまわりを機能強化

オピニオン コラム
本体の位置が前にずれるため視線の移動が少なくて済み、ボタン操作もしやすくなった
  • 本体の位置が前にずれるため視線の移動が少なくて済み、ボタン操作もしやすくなった
  • これまではGPSとライトを、ハンドルバーに直接取り付けていた
  • 新規格のマウントとしてレックマウントを導入。ハンドルバーのフラット部分が握りやすく
  • 赤い丸部分のシールをはがし、そこに本体の平らな面を貼り付ければいいのだが…
江戸川の自転車道に向かったときのこと。ハンドルバーに取り付けていたGPSが外れて地面に落下。これがスマホなら画面が割れたり動作しなくなったりと大変な目に遭うところですが、GPSなら傷は増えても使用に支障ありません。

アウトドア用品に求められる耐久性を、まさに体現した一品です。一方でなぜ落下したのかと見てみると、本体をハンドルバーに固定するマウントの爪が、あえなく折れてしまっていることがわかりました。

僕が使っているガーミン・エッジ705J(と605)は、その後に発売されたエッジ800J以降とは規格が異なり、マウントは専用品となります。幸いにして今でも入手可能とはいえ値段は高く、現行の規格に合ったマウントがサードパーティを含めて多彩に展開されているのを見るとうらやましくもあります。

これまではGPSとライトを、ハンドルバーに直接取り付けていた

そこでエッジ705Jを、現行の規格に合わせることを考えました。方法はふたつ。ひとつはスラムの「クイックビューコンピューターマウント」を利用することです。このアイテムは上面が旧規格(メス)、下面が現行規格(オス)となっていて、これを取り付けるだけで現行規格に早変わり。

本体とアイテム上面の取り付けや取り外しは従来どおりとなりますから、旧規格のマウントも使い続けることができます。ただし旧規格のマウントは爪が折れやすいのが欠点とされていましたから、純正品ではないスラムの場合、それが解消されているかどうかが気になります。

もうひとつはレックマウントの変換アダプター「GM-3M」を利用することです。このアイテムは上面が住友3Mの超強力両面テープとなっていて、本体の平らな面に貼り付ければいいため、エッジ705Jだけでなくスマホなどにも使えます。気になる粘着力については、ネットのレビューを見る限り問題はないようです。スラムのアイテムとは逆で、手元にある旧規格のマウントが使えなくなることが欠点といえば欠点です。


新規格のマウントとしてレックマウントを導入。ハンドルバーのフラット部分が握りやすく

で、あれこれと悩んだ挙句に後者を購入しました。ただしご覧のようにまだ貼り付けてはおらず、ステムに別の自転車から外した旧規格のマウントを取り付けた状態。スラムの製品を新たに購入し、「GM-3M」は別に使うことも考えているからです。

赤い丸部分のシールをはがし、そこに本体の平らな面を貼り付ければいいのだが…

ちなみに新規格のマウントとしては、レックマウントのタイプ18を購入しました。これは素材が樹脂で、下部にキャットアイのライトが装着可能となっているのが特徴。僕が使っている「ナノショット」にもピッタリでした。同社には両持ちタイプの製品として他にタイプ9やタイプ19がありますが、こちらは素材がアルミゆえに高価で、しかもライトアダプターは別売となるため価格差は2倍以上に広がります。

実際に取り付けたところ安っぽさを感じさせることはなく、耐久性も十分かと。まあ、こればかりは実際に使ってみないことにはわかりませんが。ハンドルバーまわりもスッキリし、フラット部分が握りやすくなりました。
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