【リオ2016】柔道男子、2大会連続の銅メダルを獲得した海老沼匡。一夜明け、何を思う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【リオ2016】柔道男子、2大会連続の銅メダルを獲得した海老沼匡。一夜明け、何を思う

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【リオ2016】柔道男子、2大会連続の銅メダルを獲得した海老沼匡。一夜明け、何を思う
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現地時間の8月7日、リオオリンピック柔道男子66kg級で銅メダルを獲得した海老沼匡(パーク24)選手が、翌日に記者会見に出席した。

ロンドン五輪でも銅メダルを獲得していた海老沼選手だが、そこから「ずっとリオで金メダルを信じて4年間歩み続けてきた。妻や家族、たくさんの人と一緒に歩んできた」とこの4年間を振り返った。金メダルだけを目指してきただけに、今回の銅メダルに対しては悔しい気持ちもあった。

「僕よりも試合を見ている人たちの方が緊張したのではないかと思う。本当に『お疲れ様でした、ありがとうございました』と伝えたい」

海老沼選手が会見中に終始述べていたのは周りの人々への感謝の言葉だ。昨日は妻である香菜さんや、練習パートナーとして海老沼選手を支えてきた兄の聖(さとる)さんに対しても言葉を交わした。

「兄には金メダルという夢を叶えられなくて申し訳ないということを伝えたが、兄には『ロンドンも含めて、オリンピックという夢を見させてくれてありがとう』と言ってくれて、それには救われたという部分があった。妻には『お疲れ様』とその一言をかけられた」

井上康生監督とはどういった話をしたのだろうか。

「井上先生には『勝たせてあげれなくて申し訳ない』と仰っていただけたのですけれども、それは僕の責任なので。井上体制になっていい環境で柔道ができたので、体制うんぬんではなく僕自身の責任だということは井上先生には伝えてある。本当にいい先生と巡り会えて、歩んでこれてよかったと思っている」

今後の予定について、「観光はあまりしない。この後に続く試合を応援する」と海老沼選手。この後に試合を行う大野将平(旭化成)選手や永瀬貴規(旭化成)選手にも昨晩自身の経験を伝えた。

「僕自身試合をしていて感じたこと、体験したことを夜に話す部分があったので伝えた。日本柔道やるべきことはやってきたと思っているので金メダルをとって証明してもらいたいと思っている」

「基本的な部分はさほど変わらない、普通の試合と同じように戦えば(日本人選手は)実力者なので、しっかり勝てるから自分を信じて戦って欲しいと伝えた。あいつらわかっていると思うので、自信をもって戦って欲しい」

今、何をしたいですか。そう問われると、「休みたいのが一番」と少し疲れを滲ませながら声を絞り出した。


《大日方航》

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