ヤクルト・由規が復活勝利、右肩手術から1786日ぶり「とにかく嬉しい」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ヤクルト・由規が復活勝利、右肩手術から1786日ぶり「とにかく嬉しい」

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野球ボール イメージ
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ヤクルトの由規が7月24日、ナゴヤドームでの中日戦に先発登板して5回1/3を投げ、4安打2失点で勝利投手になった。右肩の手術を経て2011年9月3日の巨人戦以来、実に1786日ぶりの勝ち星を手にしている。

由規は三回にダヤン・ビシエドの1点を失うも、ヤクルトは四回に大引啓次が同点のソロ本塁打。長距離打者ではない大引だが、甘く入ったボールを見逃さず広いナゴヤドームの中堅まで打ち返した。チーム全体に由規を勝たせようという雰囲気があり、それが気負いではなく力になっていた。

味方の援護もあって5年ぶりに勝利した由規。ヒーローインタビューでは目に光るものがあった。

---:こうしてファンの声援を受けて、どんなことを感じてらっしゃいますか?

由規投手(以下、敬称略):試合が終わった瞬間は素直にホッとしました。こうやってカメラの前だったり、ファンの皆さんの前だったりでしゃべって、少し感極まってます。

---:5年ぶりの白星です

由規:5年前みたいな勢いよくというか力で押すピッチングはできませんけど、とにかくいまは一生懸命投げてチームに良い影響をと思ってます。

---:5年間を振り返ってどんなことを感じますか?

由規:こうして勝つことだけを考えてモチベーションに頑張ってきたので、とにかく嬉しいです。

---:この長い期間、支えてくれたものは何だったでしょうか?

由規:どんなときでもいろんな方が声援をくれたり、応援してくださることが僕にとってすごく嬉しくて…。5年も投げてない自分を応援してくださるのは感謝の言葉でいっぱいです。

※ ※ ※

2011年9月に『右肩腱板損傷』と診断されてからは、度重なるケガに悩まされてきた。かつての球威はなく変化球主体のピッチングだったが、それでも苦難を乗り越えたことによるマウンド度胸とスライダーを武器に中日打線を抑え込んだ。

復活勝利の由規にファンからは、「これからが大変だと思うけど頑張ってください!」「長かったけどファンは待ってましたよ」「本当によくがんばったね。よく帰ってきてくれたよ」「他球団ファンだけど待ってたよ!やっと復活してくれた」「まだ26歳。これからだ」など暖かい声援が寄せられている。
《岩藤健》

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