東京都の舛添要一知事が5月18日、六本木ヒルズで開幕した「ブリュッセル・フラワーカーペット」のオープニングセレモニーに来賓として出席。政治資金の私的流用疑惑などで追求される日々を過ごすが、つかの間の美しいシーンに心をなごませた。
「ブリュッセルの名物である美しいアートが都内で再現され、都民のみなさんと一緒に楽しめるのでうれしく思う」と舛添知事はセレモニーであいさつ。「4年後の2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて海外からの訪問者が快適に過ごせるまちづくり、おもてなしができるボランティア育成を進めている。ベルギーからも多くの選手や観客が来てくれることを期待している」と続けた。
「若いころにフランスに住んでいて、ブリュッセルのグランプラスにも行ったことがある」という知事は、あいさつの最後を得意のフランス語で締めくくった。
「日本バンザイ。ベルギー、バンザイ。東京バンザイ。そしてブリュッセル、バンザイ!」と会場に響き渡るフランス語を発すると、セレモニー出席者から盛んな拍手を送られた。
ブリュッセル首都圏政府のルディ・ベルボールト首相、対外貿易担当大臣セシル・ジョドーニュ大臣、ベルギー王国のギュンテル・スレーワーゲン駐日大使とともにテープカットをした知事は、取材陣による写真撮影を終えるとそのまま会場を後にした。
《山口和幸》
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