フリーダイビング廣瀬花子、日本・アジア新記録達成 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フリーダイビング廣瀬花子、日本・アジア新記録達成

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フリーダイビング国際大会で日本人選手が日本・アジア新記録達成
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日本フリーダイビング協会は、フリーダイビング国際大会「VerticalBlue2016」にて、日本人の廣瀬花子選手が日本・アジア新記録となる-99mを達成したことを発表した。

「VerticalBlue2016」は、フリーダイビング界で最高峰の国際大会だ。世界20カ国から36名のトップアスリートが参戦し、現地時間2016年4月22日(金)から5月2日(月)に中米のバハマ・ロングアイランド「Dean's Blue Hole」にて開催された。

同大会のCWT(コンスタントウェイト・ウィズ・フィン)にて、29歳の廣瀬選手が日本・アジア新記録を達成。CWTは、フィンを付けて一息で潜り、自力で泳いで潜行、浮上する種目。フリーダイビングの中で花形種目となっている。

廣瀬選手は、深度-99mを3分22秒で往復。この記録は世界でも第2位となり、ロシアの故ナタリア・モルチャノバ選手の-101mまであと2mに迫っている。廣瀬選手は、「初めて海洋大会に出たときからずっと、絶対に日本一になると決めていた。最高に幸せで楽しいダイブだった」とコメントした。

また同大会では日本人女子が活躍し、福田朋夏選手が-94mを達成。4月26日には、木下紗佑里選手がCNF(コンスタント・ノーフィン:フィンを履かずに平泳ぎで潜水する種目)にて-72mの世界新記録を達成している。

今大会前まで10年間日本記録を更新し、女王の座を保持し続けた岡本美鈴選手は、「今回の大会では、日本人選手のお互いを高め合うチームワークの素晴らしさも話題でした。近い将来、海洋全種目で世界記録を日本人が更新できるはずです」と語っている。

廣瀬選手は、6月5日(日)に東京辰巳国際水泳場で開催される「フリーダイビングインドアジアカップ in 辰巳国際水泳場」にも参加予定。同大会は、今年9月にギリシアで開催されるフリーダイビング世界大会の選考会となる。

■日本人選手の大会最終結果
●総合
・木下紗佑里選手:準優勝、銀メダル
●種目別
・CWT:廣瀬花子選手 優勝、金メダル(日本・アジア記録)、福田朋夏選手 準優勝、銀メダル
・CNF:木下紗佑里選手 優勝、金メダル(世界記録)
《美坂柚木》

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