春のセンバツ“全員野球”南陽工 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

春のセンバツ“全員野球”南陽工

スポーツ 短信
甲子園球場
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県3位から中国準優勝。山口県大会は準決勝で宇部商に1‐3で敗れるも、3位決定戦では初回に相手投手の立ち上がりを上手く攻め込み4点を奪う。その後はエース重富将希から捕手藤本大輔のリレーで5‐1の勝利を収め、中国大会へと進む。

中国大会の初戦、鳥取城北を6‐5の接戦で制すると、準々決勝の相手は同郷の早鞆高校。山崎監督の継投策がはまり5‐3で勝利し、準決勝進出を決めた。

準決勝の如水館(広島)戦は8回打線が爆発。一気に5点を奪い試合を決めた。中国王者を賭けた大一番では、本来の力を発揮できず1‐12と敗れてしまうが、県大会3位から中国大会準優勝はお見事。

選抜は7年ぶり5回目の出場で、2009年にはベスト8入り。果たして今大会ではその成績を上回れることができるのだろうか。

◆チームの中心は四番藤本

投打の軸になるのは藤本だろう。藤本は捕手でありながら中国大会では全試合に登板し、エース重富と激しい背番号1争いを繰り広げている。打ってはチームの四番を任されるなど、チームにとって欠かせない存在だ。

三番山口勇太や七番の家入龍生など他にも好打者が並び、全員で繋いでいく南陽打線は脅威である。

◆背番号1なるかエース重富

エースの重富は、130km後半のストレートだが球速以上に力強さを感じる。やや制球力に課題を残すも、球のキレで勝負して相手打者をねじ伏せる。選抜では重富と藤本、果たしてどちらの背中にエースナンバー1という数字が刻まれているのだろうか。
記事提供:Timely! WEB
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