ユニセフとリーガエスパニョーラのバルセロナは、最も厳しい状況にある子どもたちへの支援を継続することで合意し、4年間の協力合意書に署名した。
今回の合意は、両者のパートナーシップ10周年を記念して行われた。2006年にスタートした両者のパートナーシップは、スポーツと教育の振興を通して多くの子どもたちの生活を向上することを目的としている。
バルセロナは新たな合意内容に基づき、ユニセフへの寄付を年間150万ユーロから200万ユーロに増額。資金は、ブラジルや中国、ガーナ、南アフリカ共和国の社会から疎外された子どもたちに、体育やスポーツ、遊びに参加する機会を提供するプログラムに活用される。
両者のパートナーシップは、子どもたちに教育やスポーツ、遊びの機会を提供するための支援だけではなく、アンゴラやマラウイ、スワジランドで、HIV/エイズの認知を向上させるためのプログラムも支援している。両者の支援を受けているのは、アンゴラ、ブラジル、中国、ガーナ、マラウイ、南アフリカ共和国、スワジランドの7カ国。
バルセロナのジョセップ・マリア・バルトメの会長は、「私たちは子どもたちの権利のための闘いやスポーツを通した教育の推進に向けて団結する。バルサは世界中の子どもたちのためのクラブで、ユニセフはこの取り組みにおける最良のパートナー」とコメントしている。
《美坂柚木》
page top