マンチェスター・ユナイテッド、29日のダービー戦がファン・ハール監督の正念場か | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

マンチェスター・ユナイテッド、29日のダービー戦がファン・ハール監督の正念場か

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低調な試合が続くマンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー(2016年1月23日)
  • 低調な試合が続くマンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー(2016年1月23日)
  • マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督 参考画像(2015年12月12日)
イングランド・プレミアリーグで低調な試合が続くマンチェスター・ユナイテッド。最近では勝てないうえに試合内容が退屈と、サポーターからのブーイングは珍しい光景でなくなっている。

特にファンが不満に思っているのは、得点シーンの少なさだ。今シーズンのユナイテッドはプレミアリーグ第23節まで消化し勝ち点37、うち無得点試合が8、1試合平均得点は1.22という数字が残っている。

ホームで0-1の敗北を喫した24日のサウサンプトン戦後、会見で報道陣からルイス・ファン・ハール監督に、「ファンのあなたへの気持ちははっきりしています。このネガティブさにどう対処しますか?」と辛辣な質問が浴びせられた。

「ファンの気持ちは変えようがない。内容の改善のために選手と懸命に働くことしかできない。私も落胆しファンの気持ちも想像できる。この状況をどのように変えられるか自問自答している。それが私の仕事だからね。簡単なことではないが」

英紙『Guardian』はサウサンプトン戦後、ファン・ハール監督がクラブに辞意を伝えた模様と報じていた。この報道は後に『Sky Sports』がそうした事実はなかったようだと訂正しているが、英国メディアでも同監督は後がないとの見方が強い。

プレミアリーグ創設以後、ユナイテッドを率いた監督は4名いるが、ファン・ハール監督の勝率49.2%は歴代最低だと伝えるメディアもあった。あれほど批判され短命に終わったデイヴィッド・モイーズ政権でも、勝率50%だったことを考えれば確かに厳しい数字だ。

ユナイテッドは29日にFA杯4回戦でダービーと対戦する。この試合でまた不甲斐ない戦いを見せるようであれば、本当に後はないかもしれない。
《岩藤健》

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