電動アシスト自転車販売動向…チャイルドシート設定車の販売台数が上昇 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

電動アシスト自転車販売動向…チャイルドシート設定車の販売台数が上昇

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電動アシスト自転車の販売台数推移と税抜き平均価格、ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンが発表
  • 電動アシスト自転車の販売台数推移と税抜き平均価格、ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンが発表
  • チャイルドシート設定車の販売台数構成比と税抜き平均価格、ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンが発表
ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは、全国のGMS、ホームセンター、家電量販店での電動アシスト自転車の販売動向を発表した。

2015年の電動アシスト自転車販売は、台数ベースでは前年比2%減。四半期毎での前年比では、消費増税特需とその反動減があった時期との対比になるため、第1四半期、第2四半期ともに増減が大きかった。

第3四半期以降は、前年並みで推移している。税抜き平均価格は、9万円を上回って推移。年間では9万4800円と前年から3%上昇している。

チャイルドシート設定車の店頭販売時点での販売台数構成比は、上昇基調。2013年17%、2014年24%、2015年27%となっている。チャイルドシート設定車の構成比拡大は、市場全体の平均価格を押し上げる結果となった。

これは、チャイルドシート設定車は付属品が多く、若い母親をターゲットにしていることから外見に凝った商品が多いためだ。単価は非設定車に比べて3万円以上高い。2015年の税抜き平均価格は11万8700円。

チャイルドシート設定車の販売台数構成比の拡大が続いているが、将来的には頭打ちすることも避けられないため、メーカー各社は「子乗せ」以外の新たな需要の開拓にも注力。

そのひとつには、高校生に多い比較的長距離の通学需要が挙げられる。もうひとつは自動車運転を終えようとしているシニア向けの需要。こうした新たな需要基盤を確立できるかに、成熟化を迎えた当該市場の成長がかかっている。
《美坂柚木》

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