男子テニスの最終戦ATPツアー・ファイナル。11月17日のラウンドロビン第2戦で、錦織圭はトマーシュ・ベルディハに7-5、3-6、6-3のフルセットで勝利した。ノバク・ジョコビッチ戦の完敗から短期間で立て直し、準決勝進出に望みをつないだ。
ラウンドロビンの成績を1勝1敗とした錦織。19日の最終戦ではロジャー・フェデラーと対戦する。錦織の対フェデラー戦績は5戦2勝。大一番を前に錦織は「大きなチャレンジになる。ロジャーとの試合は常にエキサイティングだ。準決勝に残るには絶対勝たなければならない試合だ」とコメントした。
フェデラーは同日の試合でジョコビッチを7-5、6-2のストレートで破っている。これによりフェデラーは準決勝進出を決めた。残る1枠を1勝1敗の錦織とジョコビッチが争うが、直接対決でジョコビッチにストレート負けしている錦織は分が悪い。ともに2勝1敗となった場合はジョコビッチに勝ち抜けの権利があるためだ。
準決勝進出には錦織がフェデラーに勝利し、ベルディハがジョコビッチを破る形しかない。もし錦織、ジョコビッチとも敗れた場合、1勝2敗で並ぶがそのときはセット取得率で進出者が決められる。ベルディハとフルセット戦った錦織は、セット取得率では勝ち上がれない。
《岩藤健》
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