セリエA第12節が11月8日に行われた。ラツィオとのダービーマッチに臨んだローマは、前半10分にエディン・ジェコのゴールで先制するとディフェンス陣が相手を完封し2-0で勝利した。
ローマは前半の立ち上がり、エリア内で選手が倒されPKを獲得。これをジェコが真ん中に蹴り込んで先制した。対するラツィオは前半27分、フェリペ・アンデルソンが強烈なミドルシュートを放つがバーに嫌われ、わずかの差でゴールならず。
ローマに待望の追加点が生まれたのは後半17分だった。自陣からの長いパスで相手DFの裏へ抜け出したジェルヴィーニョが、そのままシュートまで持ち込みゴールネットを揺らした。この一撃が試合を決定づけローマは快勝、リーグ3位の座を守った。
ライバルからの勝利をルディ・ガルシア監督も喜んだ。
「ジェルビーニョとサラーの速さがあれば、カウンター攻撃が可能になる。ラツィオ守備陣の裏のスペースをうまく使った。勝ち点3に相応しい戦いだった」
勝利には満足を示したガルシア監督。だが、後半13分に接触プレーで足を痛めたモハメド・サラーの話題になると、「あんなタックルはサッカーじゃない」とラツィオのセナド・ルリッチに怒りを見せた。
《岩藤健》
page top