課題は山積も土地はまっさら…景色を変えた更地の国立競技場[フォトレポート] | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

課題は山積も土地はまっさら…景色を変えた更地の国立競技場[フォトレポート]

スポーツ 写真
更地となった国立競技場の向こうに、東京体育館や新宿ビル群が見える
  • 更地となった国立競技場の向こうに、東京体育館や新宿ビル群が見える
  • 千駄ヶ谷門から国立競技場跡地を見る。その向こうのフェンスは神宮第二球場
  • 霞丘町交差点付近
  • 霞丘町交差点付近
  • 更地となった国立競技場の向こうに、東京体育館や新宿ビル群が見える
  • 更地となった国立競技場の向こうに、東京体育館や新宿ビル群が見える
  • 下水道千駄ヶ谷幹線敷設工事などもすすむ
  • 瓦礫の山もまだ残っている
1958(昭和33)年のアジア競技大会開催にあわせて建設された国立競技場「国立霞ヶ丘陸上競技場」。11月初旬、青山門から千駄ヶ谷門へ向けて時計回りに歩くと、スタンドがあったと思われる盛土と、トラック部分の整地が行われていた。30枚の写真とともにつづる。

白い防護壁の間から見える国立競技場跡地は、大型クレーン車やパワーショベルが残るが、そのほとんどが更地となった。神宮第二球場を背にし、霞丘町交差点から跡地を見ると、これまで見えなかった東京体育館や新宿副都心のビル群が望める。

跡地を囲む周辺道路では、下水道千駄ヶ谷幹線敷設工事などもすすめられ、車両通行止め区間も出現。跡地南の日本青年館も解体工事中で、あのレンガ色の建物の姿はすでに消えていた。

明治神宮外苑スケートリンク・フットサルコートを背にし、千駄ヶ谷門から跡地を見ると、その盛土などから、ランプ下練習場、人工芝練習場、スカイラウンジ、日本スポーツ振興センター建屋の位置などが想像できる。国立競技場は、工期や建設費など課題は“山積”だが、更地の先に映る新宿ビル群や神宮第二球場が見られるのは、いまのうちかもしれない。
《大野雅人》

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