リバプールのクロップ監督、イングランドサッカーに物申す「選手を馬のように扱うな!」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

リバプールのクロップ監督、イングランドサッカーに物申す「選手を馬のように扱うな!」

スポーツ 短信
リバプールのユルゲン・クロップ監督(2015年10月17日)
  • リバプールのユルゲン・クロップ監督(2015年10月17日)
  • ジョーダン・ロシター 参考画像(2015年9月17日)
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、選手の酷使とリーグの過密日程についてイングランドサッカー協会(FA)へ物申した。クロップ監督はMFジョーダン・ロシターが年代別の代表戦で負傷したことを受け、FAは選手を馬のように働かせていると非難した。

U-19イングランド代表のロシターはクロップ監督が目をかけ、近く先発に抜擢すると見られていた選手。だが5日間で3試合という過密スケジュールをこなした結果、ハムストリングの負傷で1カ月間の離脱を余儀なくされている。これにクロップ監督は吠えた。

「5日間で3試合はやり過ぎだ。若い選手なら回復も早いだろうが、それでもこれは一般的でない。この問題については誰かと話し合う必要がある。今はドクターと話し合っているところだ。初日からFAの人間と話し合うのは避けたかった。だが、これは問題視すべきだ」

リバプールでは先日、DFジョー・ゴメスもU-21戦で靭帯断裂の大ケガを負っており、クロップ監督の弁舌にも力が入る。

「ロシターが試合中どの段階で痛めたかは分からない。だが移動中に痛めたのではなく、試合中のケガだ。若い選手はクラブの将来だ。その選手を馬のように酷使するわけにはいかない。我々は彼らを成長させたいのであって、プレッシャーをかけたいわけではない」

クロップ監督はプレミアリーグの年末が過密スケジュールであることも訴えた。

「それにクリスマス時期についても言いたい。2日で2試合を行うと知っているのでね。これが当たり前なことだと言うのか?これがイングランドでは普通なことなのか?」
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top