男子テニスのベット・アット・ホーム・オープンは8月2日に決勝戦が行われ、第1シードのラファエル・ナダルが第8シードのファビオ・フォニーニを7-5、7-5で下し優勝した。ナダルの優勝は今シーズン3度目。
昨年受けた手術の影響からコンディションが整わないナダル。フォニーニには今シーズン、得意のクレーコートで2敗していた。
試合はナダルがセットを先取し、第2セットも先にブレークを奪いリードした。しかし、フォニーニに逆転されセットポイントを奪われてしまう。ナダルは2度のセットポイントをしのぎ、2時間半を超える試合に勝利した。
「彼は良いプレーをしているときには高いレベルを示すし、ここ2試合負けていたから厳しい試合になると分かっていた。試合を通じて素晴らしい姿勢を示せた。すべてのボールに食らいついたよ」
ナダルは連敗中だった相手に勝ち、タイトルを獲得できたことに満足を示した。
「僕にとって大事なタイトルだ。勝てて嬉しいし勝ち方にも満足している。2回戦以降は正しいレベルのでプレーができたと思う。僕にとってとても大きな意味がある」
今シーズンはヨーロッパのクレーコート大会で優勝がなく、2004年以来続けてきた記録が途切れる可能性もあったが、滑り込みで間に合った。
《岩藤健》
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