ジョギング・ランニングの目的は健康管理・体力維持…ランナー約2000人の実態調査 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ジョギング・ランニングの目的は健康管理・体力維持…ランナー約2000人の実態調査

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ジョギング・ランニングの実態調査…実施目的<性年代別>
  • ジョギング・ランニングの実態調査…実施目的<性年代別>
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  • ジョギング・ランニングの実態調査…年間支出金額<目的別>
  • ジョギング・ランニングの実態調査…年間支出金額<年代別>
マーケティングリサーチ事業などを行うインテージは、ジョギング・ランニングを行っている人の走る目的・実施状況・グッズの年間支出金額などの実態把握を目的に、「ジョギング・ランニングの実態調査」を実施した。

調査対象は最近1年以内のジョギング・ランニング・マラソン実施者で、20~69歳の男女2037名。ジョギング・ランニングを行う主な目的を聴取し、目的別で分類したところ、7つのタイプに分けられた。

●走る目的の分類
・健康管理・体力維持=健康管理/体力づくり・体力維持
・美容・ダイエット=美容・ダイエット
・ストレス解消・リフレッシュ=ストレス解消・リフレッシュ
・自己研鑽=やりがい・達成感/走ること自体が楽しい/自己満足
・ファンラン=家族や仲間と楽しみを共有できる/家族や仲間とのお付き合い/旅行ができる/手軽に始められる/あまりお金をかけなくてもできる
・アスリート=他の競技の練習として/記録の追求(自己記録の更新)
・その他/特に明確な目的はない=その他/特に明確な目的はない

ジョギング・ランニングをする主な目的は、「健康管理・体力維持」(51.7%)が最も多く、男女とも50代以上が多いことがわかった。次いで、「美容・ダイエット」(15.5%)、「自己研鑽」(9.7%)の順となっている。

また、女性は「美容・ダイエット」の割合が男性より高い。男女ともに60代は「美容・ダイエット」の割合が低く、「健康管理・体力維持」の割合が高い。女性20代は、「美容・ダイエット」(39.6%)が最多となった。

ジョギング・ランニングを始めた時期は、「5年以上前」からの経験者が全体の38.1%を占め、最も多い結果となった。目的別では、「5年以上前」から実施している経験者の割合が高いのは「アスリート」(57.7%)、「自己研鑽」(48.2%)、「健康管理・体力維持」(39.7%)の順となった。

ジョギング・ランニングの実施頻度と1回当たりの走行距離を目的別でみると、「健康管理・体力維持」は週に1回程度で3~5km程度、「美容・ダイエット」は月に1回以下で1~3km程度が最も多い。「アスリート」は週3回以上実施している人(週3回程度+4回程度+5回以上)が43.7%と最も頻度が高く、距離も長いという結果になっている。

ジョギング・ランニングをするためのグッズ購入の年間支出金額平均は1万6318円。全体の4割近くが支出0円となっている。目的別で支出金額が最も多いのは「アスリート」で、45.1%が3万円以上支出している。年間支出金額平均は3万3373円。一方で「美容・ダイエット」は平均1万2856円。41.8%が支出0円となっており、支出金額が少ない。年代別でみると、高い年代ほど年間支出金額が多い傾向にある。

また、各カテゴリーの購入歴者(最近1年以内に購入した人)を対象に、ジョギング・ランニングで使用するグッズを選ぶ際の重視ポイントを聞き、主な4カテゴリー(シューズ、ウエア、インナー類、運動・スポーツ向け食品・サプリメント)の購入時重視ポイントをまとめた。シューズ、インナー類といった「快適な走り」に影響を与えるグッズで重視するのは、「フィット感・肌感覚」「機能性」「価格の安さ」の順となった。「運動・スポーツ向け食品・サプリメント」では、飲みやすさ・価格・効果を重視している。
《美坂柚木》

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