サンフランシスコ・ジャイアンツは5月25日、ミルウォーキー・ブルワーズと対戦し、8-4で勝利した。青木宣親は1番・左翼手で先発出場し、今シーズン第2号を含む4打数4安打、2打点、1盗塁の固め打ち。打率を再び3割台に乗せた。
対戦相手のブルワーズは、2シーズン在籍したこともある古巣。「メジャーに来て初めてプレーした球場で、ここのことはよく分かっている」と話した青木。慣れ親しんだグラウンドでバットが火を噴いた。
初回にセンター前ヒットで出塁すると、1点ビハインドで迎えた三回の第2打席では、変化球をすくい上げライトスタンドに同点ホームラン。六回にもセンター前への適時打を放つと、八回は俊足を活かしたショートへの内野安打。
全打席出塁で勝利に貢献した青木。これにはファンも「今日の青木はパーフェクトだ!」「今日の活躍はまさにヒーロー」「出塁率を求められてるのは分かるけど、青木が2桁打ってくれたら日本人野手が見直されると思う」など、日本人メジャーリーガーを代表する存在となった安打製造機に期待を寄せる。
開幕直後の打撃不振が嘘のように、最近は各バッターが調子を上げているジャイアンツ。特に骨折から復帰したハンター・ペンスが、出遅れを取り戻すかのように打ち続けている。
この試合でも4打数3安打2打点と大暴れしたペンス。ファンは「彼はまさしく野獣だ」「ハンター、よく戻ってきてくれた」と、人気者の復帰を歓迎した。
《岩藤健》
page top