だが山崎は狩野恵輔にヒットを打たれ先頭を出すと、バントとフォアボールで2アウト一塁、二塁のピンチを招く。4番のマウロ・ゴメスに2点適時打を打たれ勝ち越しを許すと、打線には再び追いつく力が残っていなかった。
山崎の投球に中畑清監督は、「詰めの1球で若さが出た」と痛恨の一打を悔やんだ。
敗れたDeNAは2年ぶりの7連敗。開幕からの勢いが失速してきた状況に、「打線は明らかに上向いている。問題は前のサヨナラ負け含めて詰めの甘さ」「連敗とは言ってもヒドイ試合はほとんどないけど、考えないと…」「カープ7連敗同情してたけど、まさかうちがなるとは」といった声がファンからは出ている。
それでもまだシーズンは始まったばかり。「10連敗からの優勝(またはCS出場)なんてドラマティックじゃない?」「まだ122試合あって首位と3.5差ですよ。余裕で追い越せますよ」と、前を向いて戦い続けようと呼びかけるファンもいた。
ルーキーの山崎には悔しいマウンドとなったが、これを糧に大きく成長すれば決して無駄な1敗にはならないだろう。
《岩藤健》
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