大豆はなぜカラダに良いのか?京都大学と不二製油が「大豆食品」の産学共同研究講座を開設 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

大豆はなぜカラダに良いのか?京都大学と不二製油が「大豆食品」の産学共同研究講座を開設

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大豆とは?(「不二製油」大豆ルネサンス講座 開設発表会より)
  • 大豆とは?(「不二製油」大豆ルネサンス講座 開設発表会より)
  • 大豆に含まれる主な生理活性物質
  • 松村教授の講演資料
  • 松村康生教授
  • 河田教授の講演資料
  • 河田教授の講演資料
  • 河田教授の講演資料
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 去る3月16日、都内にて『「不二製油」大豆ルネサンス講座 開設発表会』が実施された。

 同発表会は、京都大学と不二製油が、2015年4月1日~2018年3月31日までの3年間限定で、京都大学宇治キャンパス内に開設する産学共同研究講座(「不二製油」大豆ルネサンス講座)をアピールするために行われたもの。

 同講座の目的は、世界各国に「大豆食品」の価値を伝えること。そのために、大豆を深く研究し、新たな加工方法や健康に良い成分の強化方法を見つけ、新しい素材もしくは食品を、1年に1つ開発することを目標に掲げている。

 講座の開設目的などが説明されたあと、「大豆に関する健康機能や最新の研究内容を説明する講演会」が行われた。

 講演を行ったのは、京都大学の松村康生教授と河田照雄教授。

 松村教授は、「(大豆の)有用な成分を分けて活用する、伝統食品(大豆)を見直して新たな姿に再創造する、という二通りのアプローチで、これから大豆食品の研究を行っていきたい」と述べ、タンパク質化学、味覚生理学、フレーバー科学など、さまざまな手法を用いて解明し、優れた大豆製品をつくるための技術基盤を確立したいと話していた。

 一方、河田照雄教授は、「大豆は健康機能成分の宝庫だが、健康機能についてはまだまだ未解明。なぜ大豆がカラダに良いのか、そのメカニズムを解明したい」と言い、最先端技術による遺伝子間制御ネットワーク解析などで、大豆の健康機能成分を探索し、その効果を立証したいと語っていた。

 なお、不二製油のサイトには、大豆に関する健康知識や、大豆関連情報のサイトリンク集などが公開されている。

大豆はなぜカラダに良いのか? 京都大学と不二製油が「大豆食品」の産学共同研究講座を開設

《ダイエットクラブ編集部》

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