【北陸新幹線開通・金沢特集】近江町市場とB級グルメを堪能! | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【北陸新幹線開通・金沢特集】近江町市場とB級グルメを堪能!

ライフ 社会
近江町市場
  • 近江町市場
  • 近江町市場
  • 近江町市場 買い食いできるところも
  • 世界で2番めに美味しい焼きたてメロンパンアイス
  • 金沢21世紀美術館
  • 金沢21世紀美術館
  • グリルオーツカ「ハントン風ライス 小」
  • 芝寿司の「笹寿司」
 金沢特集グルメ旅。2日目は、1日目にあいにく閉まっていた近江町市場と、金沢のB級グルメを探索してきます。

 ----10:00 人情深い“金沢市民の台所” ◆近江町市場


 昨日、17時すぎに来て店じまいが始まっていた近江町市場。
 今日は威勢のいい声が聞こえていました。


 主に鮮魚、野菜果物、惣菜、干物など新鮮な食料品が揃いますが、目玉はやっぱり魚。
 今の季節のおすすめを聞くと、どの店も違う回答でしたが、
 「蟹」「白子」「甘えび」「のど黒」などは特におすすめされました。

 ここで浮かんだ謎。「なぜ金沢でのど黒」はここまで有名なのか?
 ある魚屋の奥さんは「3年くらい前からブームに火が付いたねぇ」とのこと。
 その道50年というご主人は「のど黒なんてどこでも泳いどる!ここだけじゃないで!
 どこでも旨い魚や!」と素直な回答も。
 しかしどこでも出たのが錦織圭選手の名前。
 「錦織くんが『日本に帰ったらのど黒が食べたい』言うてそれからや」と、
 錦織選手が全米オープンテニス後に日本食が恋しいと、「のど黒」を挙げた影響が大きいようです。


 市場は海鮮丼屋や寿司屋のほか、あわびや海老などの立ち食いのお店もあります。
 お値段の張るお魚にはちょっと手が出ないという方も手軽に楽しますね。

 しかし、美味しく新鮮な魚がお得に手に入るのも市場の醍醐味!
 気前の良い魚屋の奥さん、「のど黒と蟹で迷ってます」と話すと、
 「3,500円の蟹、3,000円ののど黒の干物2本で5,500円!
 送料は1,200万円(奥さん談ママ)やけど、送料込みでどう!?」とお得なご提案。
 ……乗りました。
 すると会計後に「甘えびも付けてやって!」と奥さん。
 甘えびを15匹、オマケでつけてくれました!

 そんな元気な奥さんに、北陸新幹線開業について尋ねましたが、
 「変わらん!人がわっと増えるだけで買うていかんやろなあ」だそう。
 翌日着で配送してくれますので、お立ち寄りの際は近江町市場の新鮮なお魚をどうぞ。


 ----13:00 冬でも並ぶ! ◆世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス

 有名な名産のほか、近頃地元でブームが起きているグルメスポットも探索していきます。
 一軒目は「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス 広坂本店」です。
 ここへ来るのに、バスで「金沢21世紀美術館」で降り、大通りを歩いていきました。
 すると向かいから歩いてくる若い女子2人。手には「メロンパンアイス」。
 この日は冷たい風も吹き、日中とは言え決して「アイス日和」ではない気温。
 寒さなど我慢できるほどの美味しさなのか、それとも若さなのか……?


 たとえ通り過ぎそうになっても、甘い香りで気づくはず。
 近くのベンチでも女性が2人、「メロンパンアイス」を食べていて店内でも数人、焼きたてが出てくるのを待っていました。
 「あと5分待ってね!焼きたてめっちゃ旨いから!」とご主人。女の子たちと一緒にしばし待ちます。


 焼きあがりました。
 甘く香ばしいかおり。表面のクッキーはサクサクと良い食感。
 アイスも程よく溶けてパンというよりスイーツ。
 ちょっと冬には寒いかもしれませんが、パンが温かいので美味しくいただけます。


 ちなみに、なぜ「2番目」なのかと言うと、店主が師匠への敬意を表しているのだとか。

 ----14:00 ちょっとお散歩 ◆金沢21世紀美術館

 「やきたてメロンパンアイス」のお店から徒歩5分圏内は、
 金沢市では有名な庭園「兼六園」と「金沢21世紀美術館」があります。
 天気は良いのですが少し寒いので、この日は「金沢21世紀美術館」へ。


 総ガラス張りの円形となっており、外からも中からも開放感を感じることができる造りです。
 入館自体は無料なので、金沢に来たら雰囲気だけでも足を運んでみる価値ありです。


 21世紀美術館と言えば有名なこのプールですね。


  ご存知の方は今更かも知れませんが、プールの中はこうなっています。


 中からも外からも人が覗いている光景がなんとも面白い光景。


 ----15:00 金沢の新B級グルメ ハントンライス ◆グリル オーツカ

 金沢のB級グルメといえば、カレーというのが有名で、全国でも有名なカレーチェーン「ゴーゴーカレー」は金沢の企業です。
 そんな中、「次の金沢B級グルメはこれ!」というメニュー、「ハントンライス」というものを見つけました。
 聞き慣れない名前ですが、金沢の町おこしとしてここ最近話題のB級グルメだそう。
 そのメニューの生みの親である「グリル オーツカ」に足を運びました。


 この写真だと若干入ることに躊躇するかもしれませんが、若いサラリーマンや家族連れ、
 女性グループなど様々な客層が出たり入ったり。


 入店すると3組待ち。皆さんメニューを聞かれると口々に「ハントンライス」と答えます。
 お客さんのお目当てはひとつなようです。
 私も「ハントンライス」と答えると、「女性は“小”が良いよ」と促されたので「小」を頼みました。


 外観同様レトロな店内。皆さん「ハントン風ライス」を召し上がっています。


 銀のお皿もまたレトロですね。これぞB級グルメ的ビジュアル。
 サイズ感が伝わりづらいですが、ロースカツやエビフライも乗って「小」でも結構なボリュームです。
 女性なら間違いなく「小」で良いでしょう。
 味は見た目通り、オムライス。それにタルタルソースとフライ類でけっこうこってりです。


 中はケチャップライスです。ボリュームがあるので、少食の男性なら「小」で良いかもしれませんね。いやぁ~、満腹。


 ---- 17:00 帰路のお供 ◆笹寿司

 金沢外に住む金沢市民が、帰省からUターンの帰路にお供にすると聞いたのが地元名物の「笹寿司」。金沢駅内のショッピングモール「金沢百番街」は、金沢のあらゆるお土産品が揃っているので帰りに寄るには便が良いです。



 3種類6個入りで、食べやすそうなサイズ。電車の中で頂くには丁度良さそう。
 では、上京する金沢市民になりきって、私も。

 ----17:30 金沢の車窓から 



 笹の良い香り。サイズも丁度良く、ご飯も柔らかです。ネタは3つで食べるのも楽しい。
 車窓を眺めながら頂戴するのにぴったりです。

 ----21:30 東京着

 この旅はまだ「かがやき」開通前なので、金沢~東京間は約4時間。
 これが今回グッと近くなって2時間28分。気軽に日帰り旅行出来る時間ですね。

 1日目は魚、2日目はB級と金沢のグルメをご紹介しました。
 1泊2日では到底紹介しきれないほど、金沢はあらゆるグルメで溢れる街でした。
 今回著者は一人旅だったわけですが、金沢の方々は皆さん明るく親しみやすいので一人旅でも楽しめるはずです。
 開業に伴って、交通機関や施設などの観光案内も、すでに便利で分かりやすくなっていますが、駅構内も含め、金沢がこれからどのように変貌を遂げるのかも楽しみですね。

【北陸新幹線開通・金沢特集】グルメ旅 ~2日目 近江町市場とB級グルメを堪能!篇~

《田中沙織@RBBTODAY》

編集部おすすめの記事

page top