【テニス】アガシの登場にファン感激、松岡修造のサプライズマッチも「ドリームテニスARIAKE」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【テニス】アガシの登場にファン感激、松岡修造のサプライズマッチも「ドリームテニスARIAKE」

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アンドレ・アガシ 参考画像(2013年1月25日)
  • アンドレ・アガシ 参考画像(2013年1月25日)
  • アンドレ・アガシ 参考画像(2013年1月25日)
11月22日、東京の有明コロシアムで「TOUCH!WOWOW2014 presents 日清食品ドリームテニスARIAKE」が開催された。今年の目玉はなんと言っても全米オープン準優勝の錦織圭と、テニス界に一時代を築いた伝説のプレーヤー、アンドレ・アガシとのシングルス対決。

錦織はATPワールドツアー・ファイナルで右手首を痛め、当初3セットマッチだった予定を8ゲームマッチに短縮したが、レジェンドとの打ち合いを楽しんだ。

アガシは、これが本当に現役引退から8年経つ選手かと思うような、鋭いボールを時おり打ち返し、集まったテニスファンを驚かせる。身長190センチ超える大柄な選手も多いテニス界で、180センチしかない体格で生涯グランドスラムを達成したアガシ。

当初の予定を短縮した分は、錦織の指名で松岡修造が代役を務めることになった。最近では「テニスやってたんですか?」と、自分の現役時代を知らない世代から言われることも増えたと話す松岡に、突然アンパイア席に登った錦織が「修造さんの本気のテニスが見たい」とマイクを使ってオファー。

アガシと松岡のシングルス対決は16年ぶり。タイブレークマッチで行われた試合は、見事7-5で松岡が勝利した。

ドリームマッチの最終戦は錦織圭/アンドレ・アガシ対松岡修造/マイケル・チャンのダブルス。先ほどの真剣勝負から一転、こちらはエンターテインメント性の高い楽しいテニスとなった。

コートを縦横無尽に動き回り、味方であるはずの錦織のサーブを妨害したり、マイケル・チャンとともにネットを上げ下げするなど、やりたい放題のアガシに会場からは笑い声も聞かれた。

最後はアガシとチャンが共謀しペア交代。松岡修造/錦織圭対アンドレ・アガシ/マイケル・チャンの日米対決となった。

試合は互いに譲らずもつれた展開となったが、ゲームカウント7-5で松岡/錦織ペアが勝利した。

伝説のプレーヤー登場に沸いた有明にファンの反応は「アガシがスタジアムに入場するシーンで胸が熱くなった」「本当に面白かったです、ありがとうございます」など、真剣勝負と娯楽性を両立させたイベントに満足の声が聞かれた。

一方で試合予定を変更する理由となった錦織の怪我については「錦織君ファイナルで傷めた手首がまだ治ってないのね」「修造さん、やっぱり錦織選手の手首気にしてるなぁ」「錦織くんやっぱり手首の調子が悪いんだね」など心配する声も多い。

4回目となる東日本大震災復興チャリティーイベントは、今年も大盛況のうちに幕を閉じた。
《岩藤健》

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