自転車は、普段の生活だけではなく、集配にも大きな変化をもたらし始めている。
2014年4月にECLF(欧州自転車輸送連盟)が主催した欧州自転車輸送会議では、25か国からの参加があり、カーゴ自転車でのケータリングや配送システムの事例や今後のテーマが話し合われた。
◆欧州での事例
現在、オランダDHLでは、すべての車両の10%に自転車を採用している。スウェーデンでは、新聞5000部を自転車で毎日配達。ロンドンでは、現在2000-3000台のカーゴ自転車を保有、今年はさらに20%の売り上げが伸びるのではとイギリスからのカーゴ自転車輸入業務を行っているアンドレア氏は語る。
◆シティでの配送に有効
「特にシティのような交通渋滞を起こすような場所に置いては、自転車などが有効でありまたコスト面でも削減可能になる。」と語るのは、ECF(欧州自転車連盟)プロジェクトマネージャーのランディ氏。
欧州自転車輸送連盟に参加しているうちの30%はすでに自転車輸送の流れが成功しているので、今後はさらに経験などを共有しながら、自転車での配送業務の拡大に働きかけたいとしている。
《さくら 麻美》
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