日本ロード界が待ちこがれていたホープ、別府史之(ディスカバリーチャンネル 22歳)が、エリート男子の個人タイムトライアル(以下T.T)に、初めて挑んだ。(所属チームがプロツアーカテゴリーに属するため、U23ではなく、エリートでの出走となる)
別府は今年、ツール・ド・フランスを7連覇した、ランス・アームストロングの属する、世界のトップチーム"ディスカバリーチャンネル"に移籍。ハイレベルなレースでも、T.Tを始め、健闘していることに期待をよせ、日本は久しぶりのT.Tへの派遣へと踏み切った。
コースは21.9km×2周 する44kmと、T.Tとしては長い。冒頭の緩やかな上りと14.5km地点からの、やや傾斜のある短い上りが含まれている。
記録は29位(56分47秒37)。弱冠22歳、エリートカテゴリーへの最初のトライとしては、大健闘であるが、別府は「思ったより、あがらなかった。1周目に回して行って、タレたのを感じ、これではいけないと2周目は踏んで行ったら、余計にタレてしまった….」と悔しさをにじませた。
今大会の遠征では、身体能力、精神力、コミュニケーション能力、と、あらゆる面で優れた姿を見せた別府史之。今後の躍進に、さらなる期待がかかる。
《編集部》
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