【競馬】今年の天皇賞・秋には3年ぶりに“奇跡”を起こす馬がいる | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【競馬】今年の天皇賞・秋には3年ぶりに“奇跡”を起こす馬がいる

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【競馬】今年の天皇賞・秋には3年ぶりに“奇跡”を起こす馬がいる
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『SPREAD』をご覧の皆様、はじめまして。現在、UMAJIN .netでライティング、競馬データ解析を担当している伊藤と申します。今後は『SPREAD』で競走馬の馬体語りをメインとしつつ、騎手の注目データを交えながら、重賞攻略のヒントをお伝えできればと考えています。馬の馬体については「見ても分からない」と答える競馬ファンが多いかもしれませんが……。


『馬から読み取れる重要なメッセージ』


と、私は捉えています。デアリングタクトを発掘した岡田スタッド代表の岡田牧雄氏、「ROUNDERS」編集長の治郎丸敬之氏らの馬の見方、考え方に感化された部分もありますね。


しかしながら、馬体の見方は見る側の主観に大きく左右されてしまう状況が今も続いており、これを馬ごとに体系化、データベース化できれば、より競馬ファンの予想ライフを豊かにするのではないかと日々考えています。


ただし、現状は『知る人ぞ知る』というニッチな領域を出ないだけに『SPREAD』を通じて少しでも多くの競馬ファン、スポーツファンに「こういう見方、考え方もあるんだ」と伝えることができれば嬉しいです。


それでは本日行われる天皇賞・秋に話を移しましょう。


著者プロフィール
<文・伊藤大輔(いとうだいすけ)「UMAJIN.net」編集部>
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


明らかに過去と違うキセキの馬体


もしお手元に競馬週刊誌をお持ちの方がいればそのページを開いてみてください。馬体写真が掲載されている馬の数に限りはありますが、今回の写真と過去の写真を見比べることができます。


ここで出走各馬の横(適性、仕上がり等)の比較、1頭1頭の縦(成長、仕上がり等)の比較が出来るのですが、今回は縦の比較の話をしましょう。過去の写真と比べることで、1頭1頭の成長、今回のデキの良しあしを見抜くことができると私は考えています。


今年の出走馬の中で過去の馬体写真と比べて、明らかに違うと感じるのが3年前の菊花賞の覇者キセキ(牡6、栗東・角居)です。


多くの馬が現状維持、または皮一枚分の厚みを残したままの状況に比べて、ほっそりとした印象はないでしょうか。他のスポーツに置き換えるとプロボクサーの減量前→減量後といった変化です。


“奇跡”が起きても不思議ではない


少しだけ専門用語を交え解説すると、余裕残しだった前走時に比べると、お腹回りが全体的に引き締まり、体の真ん中には肋骨(競馬ではあばら骨と表現するケースが多い)の線が数本浮かび上がっています。


これは引き締まった体をしているという分かりやすいサイン。


より凹凸が目立ち、お腹周り全体にあばら骨の線が出てしまった場合は、痩せ過ぎてしまった証拠となりますが、そこまで痩せた体でレースに出走してくる馬は少ないように感じます。また、今回のキセキは馬体が絞れ、引き締まっただけではなく、馬体そのものが艶っぽく輝いて見えます。


光の当たり方を考慮する必要はあるものの、馬体の艶は体調の良さを表すサイン。


人間でもそうですが、皮膚は疲れやストレスが出やすい部分。疲れが溜まったことで吹き出物ができたり、肌荒れが起きた経験がある人は多いでしょう。さてさて、この変化の裏に何があるのかと頭を働かせるのが競馬の楽しさ。


あくまで個人の見解となりますが、私はキセキを管理する角居厩舎がほぼ目一杯(メイチ)の状態に仕上げてきたと考えます。11月末のジャパンC、12月末の有馬記念とビッグレースが続きますが、馬体の変化を重視すると勝負を賭けてきたレースはここなのかもしれません。


2017年10月の菊花賞を制して以降、重賞で惜敗が続くキセキですが、3年ぶりの“奇跡“を今年の天皇賞・秋で起こすことはできるのでしょうか。


私は“奇跡”が起きても不思議ではないと強く思います。


騎手データの平均着順と平均人気の“差”に注目


最後に天皇賞・秋の気になる騎手データをご紹介。



過去20年「天皇賞・秋」騎手データ



データは過去20回、かつ5回以上の騎乗経験がある騎手を集計対象としています。今回は平均着順と平均人気の“差”に注目。平均人気に比べて、平均着順の数字が小さくなればなるほど、人気以上に好走した機会が多いことを表します。


今年の騎乗こそありませんが、北村宏騎手は天皇賞・秋で人気薄を持ってくるケースが多く、2005年にはダンスインザムード(13人気3着)、2014年にはスピルバーグ(5人気1着)らを好走させています。田辺騎手も人気以上に好走するケースが多いのですが、肝心の馬券絡みはなし。


そこで今回はダノンキングリーに騎乗する戸崎騎手に注目。


2015年には10番人気のステファノスを2着に導いた戸崎騎手。昨年も6番人気のアロエリットの脚を最後までもたせ3着に粘らせています。勝利経験こそありませんが、天皇賞・秋で上の着順を巧みに狙える騎手と言えるでしょう。


ちなみにダノンキングリーの前日15時時点の人気は3番人気。人気以上の着順を残せるのか人馬に注目してみて下さい。

《SPREAD》
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