紫式部はイワシ好きだった!?イワシの歴史とパワー | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

紫式部はイワシ好きだった!?イワシの歴史とパワー

イワシは、一説には、平安時代の上流階級には嫌われた食材だったが、紫式部の好物だったともいわれている。なぜ身分の高い人に嫌がられていたのか、また紫式部が好んだとされるイワシの歴史や栄養について解説する。

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紫式部はイワシ好きだった!?イワシの歴史とパワー

イワシは、一説には、平安時代の上流階級には嫌われた食材だったが、紫式部の好物だったともいわれている。なぜ身分の高い人に嫌がられていたのか、また紫式部が好んだとされるイワシの歴史や栄養について解説する。

1. 紫式部はイワシが好きだった?

イワシは多く獲れる魚であり、また鮮度が落ちるのも早いため、奈良時代や平安時代頃には、貴族をはじめとして身分の高い人々は口にするものではないとされ、下賤な魚として扱われていたという。イワシの語源も、「いやしい」から「いわし」に転じたものという説もあるほどだ。
そんなイワシにまつわる逸話として、「紫式部はイワシが好きだった」というものがある。
「下賤なものと知りながら何かのきっかけでイワシを食べた紫式部は、そのおいしさが忘れられず、夫・藤原宣孝の留守中に部屋の中でこっそり焼いて食べたところ、帰宅した夫がこもったイワシの臭いに気付き、咎められた。紫式部はすぐさま、
『日の本に はやらせ給ふ 岩清水 まゐらぬ人は あらじとぞおもふ』
(日本ではやっている《いわし》水八幡宮に参らない人がいないように、こんなにおいしいイワシを食べない人などいませんよ)
という歌を詠んで切り返したという。その話が広まり、宮中の女房言葉でいわしのことを「むらさき」と呼ぶようになった。」
これは、江戸時代の書物に記されている逸話なのだが、別の書物には紫式部ではなく和泉式部の話になっているなど、不確かな部分も多い。逆に、イワシを「むらさき」とよんでいたところから紫式部が連想され、この逸話が生まれたのかもしれないともいわれている。

2. イワシの歴史

イワシはその骨が貝塚から複数発見されていることから、縄文時代にはすでに食べられていたという。
奈良・平安時代には、タイやカツオなどと共に、イワシの干物も貢物として献上されていたとされるが、上述のとおり、身分の高い人はそれを口にせず、下級役人などが食べていたようだ。大量に捕れる上に貴族が食べないことから安価であったイワシは、庶民の食事のたんぱく源としても広く食されるようになる。
平安時代ごろには、正月の門口に飾った注連縄(しめなわ)に、柊の枝と「鯔(ぼら)」の頭を刺す習慣があり、魔除けに「臭いのきついもの」や「尖ったもの」が使われてきた風習から、節分の魔除けにイワシが使われるようになったという。
なお、「イワシの頭も信心から」ということわざがあるが、これは、この節分イワシをつまらない信仰の代表として皮肉ったものである。
江戸時代に入る頃には、イワシ漁の規模も拡大され、その漁法や精度も格段に向上していったという。江戸時代の倹約おかず番付にもイワシは最多登場し、様々な調理法で料理されるほど、親しまれた魚だったようだ。大漁だったイワシは「下魚(げざかな)」とよばれ、他方でも農作物の肥料や行灯の油としても重宝されたという。

3. イワシのパワー

紫式部が書いた『源氏物語』は世界最古の長編小説といわれており、このような大長編を書き上げるための想像力、分析力や記憶力、構成力や集中力は並外れたものだったと考えられる。
紫式部が本当にイワシ好きだったかどうかは定かではないが、少なくともこの逸話が書かれた江戸時代において、イワシは、群を抜いた才女であった紫式部の才能を支えるほど栄養価の高い食べ物であったと評価されていたのかもしれない。
イワシは一度に大量に獲れ、栄養豊富、食べ飽きないので「海の米」や「海の牧草」ともいわれる。
他の青魚と同様に、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペイタエン酸)の宝庫である。DHAやEPAは、オメガ3系の不飽和脂肪酸で、体内で合成することができず食品から摂る必要がある「必須脂肪酸」の一種である。血流を良くすると共に、コレステロールを排除する上、脳を活性化することでも知られており、動脈硬化や高血圧、脳血管疾患や心疾患、さらにはガンの予防に役立つといわれている。
カルシウムの含有量も多いため骨粗鬆症予防に効果的であるとされる上、鮮魚でもトップクラスにビタミンDが豊富で、カルシウムの吸収を高め、骨を強化する働きがあるといわれている。

結論

平安時代、貴族からは口にすることも嫌がられていたイワシであるが、その栄養価の高さは一定の評価を得ていたようだ。ちなみに、イワシは水揚げ後すぐに死んでしまうことから「弱し」からイワシと呼ばれるようになったともいわれている。

DHAとEPAが豊富で血液サラサラになる!イワシの栄養と効能投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
監修者:
東京農業大学 教授 前橋健二(まえばしけんじ)
《オリーブオイルをひとまわし編集部》
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