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雷とともにやって来る!?ハタハタの魅力や美味しい食べ方

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雷とともにやって来る!?ハタハタの魅力や美味しい食べ方
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雷とともにやって来る!?ハタハタの魅力や美味しい食べ方

名前は比較的よく知られているが、水揚げ地でなければあまり馴染みのない「ハタハタ」。秋田県では、よく食べられている魚である。「しょっつる」という日本独特の魚醤の原料でもあるが、ハタハタとは一体どんな魚なのだろうか。

1. 歴史と文化に守られた魚

ハタハタは別名、カミナリウオやシロハタなどと呼ばれるスズキ目の魚だ。産卵で死亡せず数年間に渡って繁殖する魚で、普段は海底に住んでいる深海魚である。

神の魚

ハタハタという語源は現代の「ゴロゴロ」に当たる雷の擬声語だ。雷は古来「神鳴り」と書いたので、ハタハタも漢字では「鰰」と書く。秋田では雷が鳴ればハタハタがやって来ると言われるほど、11月の荒れた天候の日に浅い岩場に産卵に訪れる。
これだけでもおめでたい神の遣いとして珍重されるのが分かるが、ハタハタが秋田でよくとれる理由にも伝説がある。秋田には「関ヶ原の戦い」後に、水戸から佐竹氏が移封されて来たのだが、その翌年以降秋田でハタハタが大漁になった。このため、ハタハタは佐竹氏を慕って水戸から秋田へついて来たのではないかと言われている。

異例の全面禁漁

最盛期には1500トンを超えていた漁獲量だが、乱獲や気候変化により最盛期の1割未満まで激減した時代がある。秋田の漁業関係者は収入が無くなることも覚悟の上で、ハタハタを守ろうと約3年間の全面禁漁を決断する。その後も漁獲制限漁がおこなわれており、ハタハタは地元民に愛され守られ続けているのだ。

2. うろこが無い?独特の特徴

体長は最大でも12センチとさして大きくなる魚ではないが、生態も見た目も特徴のある、ちょっと変わった魚である。

未だに謎が多い

ハタハタは群れで行動するが、その回遊経路がまだ判明しきれてはいない。実は浮袋を持たず、普段は日中海底の泥に埋まって過ごしている。産卵の時だけ接岸してくるのだが、回遊範囲がとにかく広く捕捉しきれないのだそうだ。ちなみに、浮き袋だけでなくうろこも無い。

何といっても「ブリコ」が特徴

ハタハタは味のよい魚でオスも美味なのだが、秋田では漁獲されるのが産卵期のため、何といってもその醍醐味は卵である。メスの多くは大きな卵塊を腹に抱えており、秋田では「ブリコ」と呼んでこの卵を熱愛している。卵の周りはヌルヌルした粘液で守られており、加熱しすぎると、とても硬くなってしまうので、焼きすぎには注意しよう。

3. ハタハタの食べ方

かつて大量にとれていた経緯があるので保存食としても発展してきたハタハタ。今ではすっかり高級魚になっているものの、地元では相変わらず愛されている魚だ。

保存に、焼いて、煮て

秋田ではなれずしの一種である「ハタハタずし」を漬け込んでいる家庭が多かった。雪国の冬の貴重なタンパク源として重宝されたが、箱買いで作るのが基本のため、高級魚となった今では自家製は少なくなったようだ。塩焼きは最もポピュラーで、新鮮なハタハタは骨の身離れもよく食べやすい。味噌煮にもされる。

魚醤「しょっつる」

日本三大魚醤のひとつである「しょっつる」は、ハタハタと塩だけの究極にシンプルな魚醤だ。発酵食品なので独特のクセのある風味だが、「しょっつる鍋」などの郷土料理によく使われ、そのルーツは江戸時代まで遡る。しかし、漁獲量の減少と禁漁期間もあり、しょっつる製造は大変な苦境に立たされてきた。それでも県民のハタハタ食を守ろうとする愛や禁漁への理解により、製造を繋いできた逸品である。

結論

その昔、ハタハタはひと箱数百円で売られており、「箱代の方が高い」と皮肉を言われていたほどの魚だった。激減した理由は生態と併せて研究されているが、どうやら乱獲だけでなく地球環境の変化が大きいらしい。海水温の上昇が生息域の変化を起こし、産卵する場所が狭まってしまったのだ。ハタハタは秋田のほかには、鳥取県でもとれるのだが、産卵場所は限られている。人間の生活と密接に関わりのある貴重な魚なのである。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

《オリーブオイルをひとまわし編集部》
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