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まだ知らないことだらけ!ピーマンを知ればピーマンを好きになる?!

タキイ種苗株式会社が2017年に公表した「2017年度野菜と家庭菜園に関する調査」によれば、「子どもが最も嫌いな野菜」でピーマンはゴーヤに続いて2位。子どもがピーマンを嫌がり、世の母親が細かくピーマンを切り刻んで気づかないうちに食べさせようとする構図は今も変わっ…

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まだ知らないことだらけ!ピーマンを知ればピーマンを好きになる?!
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まだ知らないことだらけ!ピーマンを知ればピーマンを好きになる?!

タキイ種苗株式会社が2017年に公表した「2017年度 野菜と家庭菜園に関する調査」によれば、「子どもが最も嫌いな野菜」でピーマンはゴーヤに続いて2位。子どもがピーマンを嫌がり、世の母親が細かくピーマンを切り刻んで気づかないうちに食べさせようとする構図は今も変わっていないようだ。ピーマンを好きになってもらうために、ピーマンの歴史をひも解いて、新たな魅力を探ってみたいと思う。

1. ピーマンはトウガラシの兄弟

ピーマンは和名でも「ピーマン」なのだが、「甘唐辛子」と書かれることもある。英名では「sweet pepper」。やはり「甘いトウガラシ」である。ピーマンはトウガラシがアメリカで品種改良された結果誕生した辛みのない種類で、もとをたどればトウガラシ。トウガラシとはいわば兄弟のような存在なのである。
大航海時代にヨーロッパ人が新しく発見した「新大陸(アメリカ大陸やオーストラリア大陸)」を原産とする野菜は、世界の食文化に大きく影響を与えた。その中でもトウガラシは非常に大きな変化をもたらしたとされている。
そもそもトウガラシは、コロンブスがコショウを運ぶ航路を見つける目的で航海をした際に、たまたま出会ったものだった。そしてすぐに人気となり世界中に広がった。当時金と同じ価値を持つと言われるほど高価だったコショウに続き、スペインでは「スペインコショウ」、インドでは「インドコショウ」などと呼ばれるようになった。本場のインドでさえスパイスのブレンドにはトウガラシが欠かせなくなったのである。その後はカレーだけでなく、中華料理でも麻婆豆腐やエビチリ、アメリカではペッパーソース、韓国ではキムチ、イタリアではペペロンチーノ、そして日本でも七味唐辛子と、各国で欠かすことのできない存在となったのは、言うまでもない。

2. ピーマンはどのようにして日本へ?

トウガラシが日本に渡ってきた説には諸説あるが、いずれも16世紀から17世紀にかけてではないかとされている。一方ピーマンが日本へ上陸したのは明治時代以降と遅い。ところがピーマンは、同じころに渡ってきたほかの洋野菜と比べて、なかなか日本の食生活に浸透しなかった。トウガラシが世界を魅了したのは、辛み成分のカプサイシンの働きが大きい。カプサイシンは私たちに「辛い」という味覚ではなく、「痛み」という刺激を与える。人の身体は痛みを感じると防衛反応を起こす。痛みを感じる成分が入ってきた胃は、負けないために消化が活発になる。その結果、食欲が増進され「もっと食べたい」となる。
一方、ピーマンには辛みがない。なおかつ一般的に多く用いられるピーマンは未熟果である緑色で、食べ慣れていない人々には少々青臭く感じられたのかもしれない。昭和30年代以降、食の洋風化の浸透によって需要が高まり、さらには栄養価の高さが評価されるようになったことで普及した。ピーマンは栄養価の高い野菜である。β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEと、いずれも抗酸化作用を有するビタミンを含有している。青臭いなどと評されるが香り成分のピラジンは血液の粘度上昇を抑えてくれる効果の期待できる成分である。
最近では苦みをおさえて食べやすい「こどもピーマン」のような新品種も開発されている。また、完熟果であるカラーピーマンも多く出回るようになり、「甘唐辛子」らしい甘さを楽しめるピーマンが浸透してきている。

3. ピーマンはなぜピーマンと名付けられたのか

ピーマンはトウガラシの甘味種ということで、ヨーロッパではトウガラシと区別して甘味種を表す「pimenta」「pimento」と称されていた。このフランス語を日本語読みしたところから日本ではトウガラシの甘味種を「ピーマン」と呼ぶようになったとされている。
ただし「ピーマン類」を挙げてみると、どこからどこまでをピーマンと呼べば良いのか、迷うところだ。辛いものをトウガラシ、甘いものをピーマンとすると、シシトウはどうなるのか。実は「甘唐辛子」という場合、シシトウを指すこともある。シシトウはトウガラシの甘味種の小型果で、やはりピーマンと同じようなものなのだ。しかし、シシトウにも辛いものもあり、食べてみるまで少しドキドキするものだ。また、京野菜である「万願寺とうがらし」は名前にトウガラシがついているにも関わらず、肉厚で甘みがあるのが特徴だ。同じく「伏見とうがらし」も辛みがないことが特徴のトウガラシ。在来種とピーマン系の品種の掛け合わせで作られているものもあるらしく、もはや辛ければトウガラシ、甘ければピーマンと一口で説明することは難しい。
ピーマン類ということでは、パプリカやパレルモもある。パレルモは細長い形状で見た目はどちらかというとトウガラシっぽいのだが、甘くてジューシーなイタリアンパプリカのことである。トウガラシが世界に浸透したように、その仲間であるピーマンやその他のピーマン類も、多くの品種が存在し、食べられている。ピーマンを嫌いだという子どもたちはきっと、まだお好みのピーマンに出会えていないだけなのではないだろうか。

結論

ピーマンはトウガラシの兄弟だが、トウガラシ最大の特徴である辛みを持っていない。そのため味わいがトウガラシと異なり、日本の食生活に浸透するまでに時間がかかった。しかしトウガラシは辛いので、いくらでも食べられるわけではないが、ピーマンは甘味種であるため、たくさん食べることができる。味わいはもとより、その栄養価の高さでも非常にありがたい存在なのである。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

《オリーブオイルをひとまわし編集部》
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