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意外と知らない!?あっさりだけじゃない、奥深い精進料理の世界

精進料理は、野菜しか使わない味気ない料理。そんなふうに思っている人も多いだろう。本当の精進料理は、滋味深く、とても美味しいもの。さらに精進料理をいただく心にこそ、意味がある。今回は、見直されつつある精進料理の世界を紐解いていこう。

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意外と知らない!?あっさりだけじゃない、奥深い精進料理の世界

精進料理は、野菜しか使わない味気ない料理。そんなふうに思っている人も多いだろう。本当の精進料理は、滋味深く、とても美味しいもの。さらに精進料理をいただく心にこそ、意味がある。今回は、見直されつつある精進料理の世界を紐解いていこう。

1. 精進料理の歴史

仏教とのつながり

精進料理とは、簡単にまとめると仏教の戒律を体現した料理のこと。まず、仏教では他の動物の殺生は禁じられているため、肉や魚を使用しない。さらに仏教のキーワードでもある煩悩への刺激を避けることを目的としている。掘り下げると様々な側面があるが、まずは仏教の思想、信仰に大きく関係している食事であるというところを覚えておこう。

インドと中国

仏教はご存知の通り、お釈迦様がインドで開いた宗教。時は流れ、中国に伝来し、坐禅を根源とする禅宗という宗派が誕生する。それまでインドでは家事や炊事などを含め、すべての労働は禁じられていたが、禅宗では掃除や洗濯、炊事など最低限の労働を修行の一環として行うことを定めた。その際、栽培、使用する食材などが定められたとされている。これが精進料理の起源と言えるだろう。

日本と精進料理

仏教が日本に渡り、定着した頃。時の天武天皇が僧侶の肉食を禁止する勅令を出す。これは、日本の精進料理のスタートとも言えるタイミング。その後、戦乱や治安の乱れを幾度も繰り返す中で、日本にも多くの仏教宗派が生まれ、各々精進料理を発展させていくことになる。

2. 精進料理の基礎知識

姿勢

中でも日本の精進料理に大きな影響を与えたとされているのが、曹洞宗の道元禅師。食事を作ることも食べることも修行の一つとし、地球上の尊い命をいただくこと、すなわち食材に敬意を払うことを説いたとされている。これは、精進料理においてとても重要なキーワード。さらに相手の立場に立って作ること、道具を大切にすること、手間暇を惜しまないことなど、『典座教訓』や『赴粥飯法』の中で、現在の食事にも通ずる食の大切さを広くといた。

食材の決まり

よく知られているのが、肉や魚介類、卵など動物性食品の禁止。さらにもう1つ使ってはいけないのが、五葷と呼ばれるネギ科の野菜。ニンニクやねぎ、にら、玉ねぎ、ラッキョウなどがこれに当たり、精のつく食べ物であることから、煩悩を刺激するとされ、使用が禁止されている。対して推奨されているのが、季節折々の野菜。また、あるもので美味しく作るというスタイルも重視されている。

味の基本

味付けは、辛、酸、甘、苦、塩のいわゆる五味が基本。醤油や味噌、酢など、古くから使われてきた基本調味料だけで作られるのがスタンダード。食材に敬意を払い、その持ち味を最大限生かすことが重要なので、最低限の味付けがポイント。濃い味になることはないが、決して味気ないということはない。

3. 見直される精進料理

何をどう食べるか?

現代は飽食の時代。巷に美味しいものが溢れているし、作らずとも簡単に食事を済ませる事ができる。時にそれは心を豊かにしてくれたり、時間を捻出してくれたりするが、毎日続くとなると心も体も疲れてしまう。健康という側面でも、負担が大きい。そんな時代背景から、再び精進料理が見直されているのだ。

精進料理の心を学ぶ

前述の通り、精進料理は命をいただく、という姿勢が重要。これは、作る側はもちろん、食べる側も然り。体のためだけではなく、限りある自然に対しても、変化の多い暮らしや環境にとっても、精進料理の心を意識することは、重要かもしれない。

精進料理にトライ

とはいえ、難しく考える必要はそれほどない。というのも普段の暮らしのなかで、食べられている多くのレシピは精進料理に繋がっている。胡麻和えもその一つ。胡麻の風味が野菜の美味しさを引き立ててくれる。美味しく作るコツは、胡麻を乾煎りし、すり鉢で丁寧に擦って和え衣を作ること。手間暇を惜しまない姿勢が重要だ。その他、きんぴらやかぼちゃの煮物などもれっきとした精進料理だ。

結論

毎日精進料理だけを食べる、ということではなく、適度に取り入れること。そして、その心を学び、意識することは、現代の食生活を豊かにすることに繋がっているかもしれない。

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

《オリーブオイルをひとまわし編集部》
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