ドーピング発覚なら記録はどうなる…英陸連会長が世界記録の見直しを提案 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ドーピング発覚なら記録はどうなる…英陸連会長が世界記録の見直しを提案

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ランディ・バーンズ 参考画像
  • ランディ・バーンズ 参考画像
選手が禁止薬物使用で罰せられた場合、彼らの残した記録はどう扱うべきなのか。英国陸上競技連盟のエド・ワーナー会長は、現在の世界記録を見直すべきだと提言する。

ワーナー会長が例に挙げたのは男子砲丸投げで1990年に作られた、ランディ・バーンズの記録だ。1990年に打ち立てられてから誰も破れていない大記録だが、その後バーンズは禁止薬物使用で処分を受けている。

「いまの選手たちは彼の記録より60センチも手前でしか投げられない。バーンズはその後、ドーピングが発覚して競技資格を剥奪されたが、その前に立てられた記録は残った」

ワーナー会長は女子400メートル走でマリタ・コッホが作った記録にも、話し合う余地があるとした。

「いまのアスリートは彼女の記録に1.5秒も及ばない。これは15メートルもの差があるということだ。後に彼女がステロイドを使用していた可能性があると示す文書が発表された。だから女子400メートル走で世界記録を更新できる可能性は非常に低い。15メートルも離れているわけだからね。私は不正な記録を削除するための方法を話し合いたいと考えている」
《岩藤健》

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