卓球の石川佳純が最新IoTを導入…練習方法や戦い方にテクノロジーを駆使 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

卓球の石川佳純が最新IoTを導入…練習方法や戦い方にテクノロジーを駆使

スポーツ 短信
石川佳純
  • 石川佳純
  • 選手とコーチが離れた場所にいても作戦会議や指導ができる
  • ロンドン五輪の卓球団体で銀メダル、リオ五輪で同銅を獲得した石川佳純
  • 2016世界ジュニア卓球のシングルス・団体優勝の張本智和も記者発表会にビデオ出演
  • シスコシステムズの鈴木みゆき社長
  • 遠隔操作で画面に登場した石川佳純
  • コーチでもあるお母さんとやり取り
  • 画面に打球の線を描くなどでより具体的に
ロンドン五輪の卓球団体で銀メダル、リオ五輪で同銅を獲得した石川佳純(24=全農)が、米国のコンピュータネットワーク機器開発会社「シスコ」のアスリートアンバサダーとなり、同社の得意とする通信技術を駆使して新たなレベルアップを目指すことになった。

シスコは世界最大のインターネット通信機器とサービスを展開。スポーツ&エンターテインメントの分野でもさまざまな試みを行っていて、スポーツを観戦するだけでなくスタジアムをエンターテインメント空間としてとらえ、新しいサービスや楽しみ方を提供してきた。

2020年を前にパフォーマンスや競技生活をさらに向上させるべく、アスリートのサポートを行うことになったという。IoT(Internet of Things)時代におけるアスリートの「戦い方改革」を推進。

「卓球はオフシーズンがないので1年じゅう海外を転戦していて、毎試合勝つことを目標としながらも実戦を続けながらレベルアップしていくことが求められます。コーチでもあるお母さんに直接教えてもらうこともなかなかできません」と石川。

そんな環境にIoTを導入することで、海外遠征中でも試合の動画やデータをコーチと共有し、リアルタイムにアドバイスをもらうことができる。練習時には打球の速度やコースをリアルタイムでトラッキングし、見える化した画像を離れたところにいるコーチに見てもらいアドバイスを受けることも。

「なんとなくしか分からなかったことがデータ分析によって数字で分かる。各選手のコース取りのクセやパターン、どんなミスで負けたのかもデータ化される。私にとって新たなレベルアップになると思います」

アンバサダーには2016世界ジュニア卓球のシングルス・団体優勝の張本智和(14=JOCエリートアカデミー)も一緒に就任し、最新テクノロジーを応用することで「卓球と学業を両立させて日本のエースとして活躍できるように頑張ります」と語った。
《山口和幸》

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