【インタビュー】倉持明日香、プロ野球アンバサダーとしての熱意を語る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【インタビュー】倉持明日香、プロ野球アンバサダーとしての熱意を語る

オピニオン ボイス
『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』の倉持明日香
  • 『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』の倉持明日香
  • 『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』の倉持明日香
  • スカパー!のキャラクター「スカッピー」
  • 『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』の倉持明日香
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  • 『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』の倉持明日香
「カープ女子」「オリ姫」など、近年は球場に足を運ぶ女性プロ野球ファンが急増し、球団ごとに女性ファンの呼称が定着している。女優やアイドルが始球式を務めることも多くなり、今やプロ野球は男女ともに楽しむスポーツだ。

スカパー!は、プロ野球放送の魅力をより多くの人に伝えるため、去年に引き続き『スカパー!プロ野球PRアンバサダー』に元AKB48の倉持明日香さんを起用。倉持さんの父・明さんは“炎のストッパー”と評された元プロ野球投手で、ロッテオリオンズなどで活躍した。

父親の影響で幼い頃から野球に触れてきたという倉持さんが、野球への熱い想いを語ってくれた。

---:倉持さんは年間でどれくらい球場に足を運びますか?

倉持明日香さん(以下、倉持):去年は37試合に行きました。仕事がある時はファームの練習だけ見て、そのまま仕事に行ったりしています。

---:練習など、試合以外を見るのも好きですか?

倉持:練習は何時間でも見ていられます。父と行きましたが、(父は)10分くらいで飽きてしまうんです。私は今まで野球をやってきた経験もないので、自分ができないぶん「かっこいいな」と思います。だから、キャッチボールもノックも何時間も見ていられます。練習から見るのが好きですね。

---:お父さんの倉持明さんは元プロ野球選手ですが、野球の教育を受けたことはありますか?

倉持:家では父とスカパー!で野球中継を見ているので、わからないことがあったらすぐに聞きます。今年は「野球のスコアを書けるようにしろ」と言われていて、何試合も(中継を)撮り溜めしています。テレビの前にスコアシートを置いて、いつでも教えてもらえるような状況です。

---:野球のスコアを書くのは難しいですか?

倉持:難しいです。ですが、「スコアが書けるようになったら褒める」と言われているので(笑)、野球に関して褒められたいので頑張ろうかなと思っています。父は解説しながら書いているみたいです。

「アンバサダーをやるなら、それくらい書けるようになれば本物」と言われました。まだ本物と認められていないので頑張ります。

倉持明日香さん
スカパー!の番組情報アプリ『ヨムミル!Plus』でユニフォームグラビア企画を実施中!

---:今年のルーキーは誰に注目していますか?

倉持:たくさんいますが甲子園をずっと見ていたので、高校卒業からプロ入りした選手に注目しています。どこに入団するか気になっていたのは、履正社の寺島成輝選手(ヤクルト1位指名)、秀岳館の九鬼隆平選手(ソフトバンク3位指名)や松尾大河選手(DeNA3位指名)、広島新庄の堀瑞輝選手(日本ハム1位指名)です。

一軍で活躍してくれる日を楽しみにしてます。特にソフトバンクはどのポジションも層が厚く、今シーズンも強いだろうなと予想しているので。九鬼選手はキャッチャーとして一軍で活躍してほしいです。

プロ野球12球団ユニフォームグラビア企画・千葉ロッテマリーンズ
写真提供:スカパーJSAT

---:今、プロ野球界はキャッチャー不足と言われていますね。

倉持:若くて打てるキャッチャーが出てきたらすぐ実戦で使われるようになると思います。それが一番難しいですけど。去年キャッチャーの取材をしてから、よく見るようになりました。試合を見に行ってもすごく気になります。

---:キャッチャーは配球や守備への指示など、見ていて面白いですよね。

倉持:一球一球考えながら指示を出して、本当に大変だなと思います。グラウンド上の監督、第二の指揮官という感じですよね。

---:試合中にタイムを取るタイミングを間違えると、一気に流れを持っていかれてしまいますしね。

倉持:難しいですよね。監督から「行け」と言われて(投手のいるマウンドへ)行っているわけではないと思うので。(ワールド・ベースボール・クラシックの)オーストラリア戦で小林選手が岡田選手に駆け寄った時も、「あのタイミングがすごくよかった」と野村克也さんもおっしゃっていました(※1)。経験値もですけど、空気を読む力がないとキャッチャーは難しいんだろうなって思いました。

※1:3月8日に行われた「ワールド・ベースボール・クラシック」1次ラウンドB組の日本代表対オーストラリア代表戦。同点で迎えた5回途中、リリーフの岡田俊哉投手(中日)が制球に苦しみ1死満塁になると、小林誠司捕手(巨人)が絶妙なタイミングでマウンドに駆け寄った。直後の1球目でダブルプレーに仕留め、ピンチを切り抜けた。

プロ野球12球団ユニフォームグラビア企画・読売ジャイアンツ
写真提供:スカパーJSAT

---:アンバサダーとしてリポーターの役回りも多いと思いますが、野球のどんな所を視聴者に伝えていきたいですか?

倉持:女性ファンは“試合中の選手”だけではなく、そうではない時の選手の面もすごく気になると思います。そういう新たな一面や、こういうことを考えて試合に臨んでいるとか、選手のギャップを取材で引き出せたらと思っています。

---:ギャップが気になる選手はいますか?

倉持:いっぱいいます(笑)。試合中は怖そうかなとか、あまり喋らないように思える選手が若手選手とふざけて遊んでいたり、意外とオフの時に交流があるんだなとか。

特にピッチャーはあまり表情に出してはいけないので、普段どんな人なのかまったく想像できません。練習を見ていても、ピッチャーは全体の練習に入っていなかったり、室内で練習していたりするので。ポーカーフェイスのピッチャーの素顔が一番気になります。

---:倉持さんにとって、2016年のベスト試合は?

倉持:たくさんありますね。私が見に行った中だけでも、サヨナラの試合がたくさんありました。何がベストかな…。ロッテが延長でサヨナラ勝ちした試合ですかね(※)。

同い年の鈴木大地選手がキャプテンを務めていてすごく親近感が湧くのですが、チームを背負っているという点で尊敬しています。“キャプテン大地”という掛け声で応援をします。キャプテンコールは珍しいのですが、ファンが鈴木選手をキャプテンとして認めている証拠だと思います。そのコールの中、最後に(サヨナラ安打を)打ってくれた時に、本当に幕張が揺れた気がしました。これが野球なんだって。

アンバサダーとしてサヨナラ勝利を導いた選手を表彰することがありますが、自分が間近で見たサヨナラ試合や延長で勝った試合は、本当にどの試合も1位を選べないくらい震えます。見ていてよかった、応援していてよかったと思う瞬間ですね。

※2:9月26日に行われたロッテ対ソフトバンク戦。同点で迎えた延長10回裏1死満塁、鈴木大地選手がヒットを打ち、ロッテがサヨナラ勝利を飾った。

プロ野球12球団ユニフォームグラビア企画・福岡ソフトバンクホークス
写真提供:スカパーJSAT

---:最後にアンバサダーとしての今後の意気込みをお願いします。

倉持:もっと多くの方に球場に足を運んでいただいて、球場になかなか足を運べない方もスカパー!でプレイボールからゲームセットまで見てほしいです。

イニング間も見ることができるのはスカパー!だけです。ベンチでの選手同士の交流やアップの様子を見てほしいと選手の皆さんも話していたので、そういう点も注目しながら中継を見ていただけたらと思います。

もっともっと野球を深く知ってもらいたいです。まだ野球を知らないという方にも、一緒に応援していただけるように私も頑張っていきたいです。

■倉持明日香(くらもち あすか)
1989年9月11日生まれ、神奈川県出身。2007年にAKB48に4期生として加入。JRA主催の『AKBガチ馬2リベンジ』で優勝したご褒美として、2013年5月に自身が作詞した『いつもそばに』でソロデビュー。2015年8月に同グループを卒業し、現在はタレントや女優、スポーツキャスターなど幅広く活動している。
《山本有莉》

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