サッカーイタリア代表のアントニオ・コンテ監督は、6月に開催される欧州選手権(EURO2016)終了後の退任を発表している。その後は以前から噂のあった、イングランド・プレミアリーグのチェルシーで指揮を執ることが確実視されている。
コンテ監督のイングランド行きに、イタリア出身で現役時代はプレミアリーグのウェストハムでもプレーした、パオロ・ディ・カーニオ氏は「イングランドのサッカーに合うと思う」と太鼓判を押した。
「コンテは良いやつだ。監督として適切なメンタリティと仕事への姿勢を持っている。今季は信じられなかったが、チェルシーは方向転換できる」
昨季安定した戦いぶりでリーグを制したチェルシーの崩壊を、「サッカーとはそういうものだ」と話すディ・カーニオ氏だが、アーセナルやマンチェスター・シティといったプレミアリーグで支配的な立場にあったクラブの総崩れには驚きを隠せない。
「チェルシーもアーセナルも、マンチェスター・シティも脱落した。上にいるのはレスター。とんでもないことだよ」
波乱のシーズンは果たしてどのような結末を迎えるか。残り試合からも目が離せない。
《岩藤健》
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