自分だけの自転車デザイン「むちゃくちゃ楽しかったです」…東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

自分だけの自転車デザイン「むちゃくちゃ楽しかったです」…東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展

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空気と速度へのアプローチを試みた『COSMIC SPEED』…東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展
  • 空気と速度へのアプローチを試みた『COSMIC SPEED』…東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展
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  • 東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展には個性的な自転車が並んだ
  • 東京サイクルデザイン専門学校卒業制作展には個性的な自転車が並んだ
東京サイクルデザイン専門学校の自転車クリエーションコース第1期生卒業生による卒業制作展が、2月17日~2月19日に東京・青山のスパイラルホールで行われた。会場には約30台の個性豊かな自転車が展示され、来場者を楽しませた。

その内の1台を作った学生Mくんに話を聞いた。Mくんは学校に入学するまで自転車は「乗っていただけ」で、知識は持っていなかった。だが3年間の授業で多くのことを吸収し、1台のオリジナルバイクを作り上げるまでに成長した。それもただ作るだけではなく、こだわりを持って考えながら製作できるようになった。「むちゃくちゃ楽しかったです」と振り返る。

きっかけは大学時代。オーダーメイドの自転車が欲しくなり、その時に国内ビルダーのケルビムの自転車「スチールマスター」に出会ったことだ。「カッコいいな」と憧れを抱くと同時に、ちょうど学校が開学することを知った。自転車を作ることができる環境に興味を抱き、思い切って大学を辞めて自転車作りの場に飛び込んだ。学校の講師には、国際的な評価も高いケルビムの今野真一さんがいるのだから、これ以上の環境はないだろう。

3年間の集大成として、卒業制作には空気と速度へのアプローチを試みたエアロロードバイク「COSMIC SPEED」を出品した。こだわりのマジョーラカラーと、近未来的なデザインが美しい1台に仕上がった。

卒業後は自転車店で働くことが決まっている。「いつかはフレームビルダーになりたいです」という夢もある。講師がすごいから、知れば知るほど自分との差を感じて自信が持てないと苦笑いするが、3年でたくさんのことを学んだ。その経験を活かして、日本の自転車界をより元気にさせる若者のひとりとして、活躍してもらいたい。
《五味渕秀行》

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