オーストラリア国内では、ビクトリア州で開催されるF1に匹敵するほどの規模の自動車レース、CLIPSAL2015。今回のレース開催で会場関係者にもっとも注目されたのはラ・フェラーリだった。
4日間に渡り行われたCLIPSAL2015は、Australia Grand Prixがアデレードで一番最初に開催されて以来30年目の節目となった。これを記念してラ・フェラーリ2台と他30台のフェラーリが会場に集結した。
レース開催中の会場でメカニックや多くのスタッフが注目したのは、世界で499台しかないと言われているラ・フェラーリ。フェラーリの中でももっともパワーのある車として人気で、2014年には、トップ・ギア・カー賞を受賞している。
会場に連日ディスプレイされたのはレアなフェラーリ 246GTS Dino(1973)、Ferrari Dino 308GT4(1975)、Ferrari 308GTS(1978)、Ferrari Testa Rossa(1989)、Ferrari F 12 Berlinetta(2015)他。
レースイベント最終日には、ラ・フェラーリを先頭にこれらの車がデモ走行を行った。
ラ・フェラーリのデモ・ドライバーは、F1ドライバーJean-Eric Vergne。F1ドライバーやScuderia Ferrariからのテストドライバーが他のフェラーリのドライバーとなった。
車がピットに運ばれてくるとメカニックやフェラーリファンで会場は賑わった。
あわせて今回のイベントはチャリティーイベントとして開催されており、募金活動が行われ、募金はアデレード婦人小児病院と小児ガン基金に送られることになっている。
《Photographer Asami SAKURA》
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