新城幸也が高校生に講演「シャンゼリゼは5回とも鳥肌が立ちました」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

新城幸也が高校生に講演「シャンゼリゼは5回とも鳥肌が立ちました」

スポーツ 選手
新城幸也が高校生に実技指導。
  • 新城幸也が高校生に実技指導。
  • 新城幸也が福島県で高校生に講演会。
  • 新城幸也が福島県で高校生に講演会。
  • 追走集団の先頭。1級山岳ペイルスルド峠を力強く走る新城幸也(ツール・ド・フランス14第17ステージ)
  • 新城幸也が福島県で高校生に講演会。
  • 新城幸也が高校生に実技指導。
  • 3本ローラーを実演する新城幸也。
  • 新城幸也が高校生に実技指導。
シーズンオフで国内滞在中の新城幸也(ヨーロッパカー)が12月6日、福島県白河市で主に高校生を対象とした講演会を行った。

後半は質問コーナーと実技指導だ。「やる気がない時はありますか?」「体脂肪はどうやったら落ちますか?」など素朴な疑問が高校生から次々と投げかけられた。

◆シーズン中に毎日欠かさずやっていることはありますか?


3本ローラーを実演

新城は「24時間ずっと身体のことを考えている」という。シーズン中は10時間の睡眠を取って(チームの中でもこの睡眠時間は長いそうだ)体力の回復に集中している。ステージレースは翌日のスタートまでにどれだけ体力を戻すかが重要で、オフシーズンの今は体力をつける。そしてシーズンが始まるとレース後にいかに回復して、100%の状態に近づけるか、その点に気を配る。

「毎日やってるのは寝ることと自転車に乗ること、食べることに気をつけるだけ」と日々の体調管理に努めている。ちなみにヨーロッパカーではツール・ド・フランスの期間中は毎日の夕食で、前菜、メイン、パスタ、デザートで合計1kg、2000カロリーを摂取したそうだ。

◆グランツールを走っていていちばん楽しかったことは何ですか?

「シャンゼリゼは5回経験しているけど5回とも鳥肌が立ちました」と即答。ツール最終日、3週間走ってたどり着いたパリ・シャンゼリゼ大通りの周回コースに入って大歓声があがる時。「自転車(レース)ってお客さんあっての選手なので、その瞬間がいちばん嬉しいですね」とツールを完走した選手ならではの答えが返ってきた。


高校生に実技指導

実技指導では3本ローラーを使用して高校生のポジションチェックが行われた。5人の高校生が順番にロードバイクに乗り、新城の前でペダルを回す。「引き足を意識して」「もう少し速く回してみて」など、新城はひとりひとりに話しかけながらペダリングをじっくり観察してアドバイス。高校生たちは緊張しながらも新城の言葉を受け止めていた。

新城は「何事にも自分から向かっていってチャレンジして欲しい」と高校生にメッセージを送る。予定されていた2時間を30分近くオーバーした熱い講演会は、夢を追いかける生徒たちの背中を押す濃厚な時間となった。
《五味渕秀行》

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