2014年9月27日より、ヒマラヤ高峰のなかで最も危険で困難な氷壁「アンパプルナ南壁」での救出活動を題材としたドキュメンタリー映画「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」が映画全国で順次公開される。
2008年5月。
キラー・マウンテン(死の山)として恐れられているヒマラヤ山脈のアンナプルナ南壁で、スペインのベテラン登山家イナキが高山病に襲われた。
そのSOSの報を受け、世界10ヵ国から12人の登山家がアンナプルナに救出活動に向かう。
映画「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」では、当時の貴重な映像を織り交ぜながら、救出活動に参加した12人の登山家たちを尋ねる模様を描いている。
世界的に有名な登山家たちの、心揺さぶるメッセージは必見だ。
映画の題材となったアンパプルナ南壁の救出活動に参加した登山家たちは、登山界のアカデミー賞と言われる「ピオレドール賞」を受賞している。
この賞は、命を賭して救出活動に従事した登山家への勇気を称えた賞であり、2006年に創設されて依頼、この賞を与えられたのは彼らのみである。
また、同作品は数々の映画賞を受賞している。
2012年サン・セバスチャン国際映画祭セルビツ・サリア賞
2013年ムルシア市映画祭ドキュメンタリー映画部門審査員特別賞
2013年トレント国際映画祭 イタリアアルプス・クラブ賞
2013年バルセロナ・スポーツ映画祭作品賞
7,400mからのSOS。
それに応える登山家たちの救出活動。
プロスキーヤー・冒険家の三浦雄一郎氏は「その勇気と行動に心しめつけられる感動が湧いてくる」と、同作品のホームページでコメントしている。
《久米成佳》
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