オーストラリア国内では、南オーストラリア州を含む4州で行われる健康で楽しい自転車ライフを目的としたCycle Safe & Soundと呼ばれるプログラムを開催予定としています。
企画しているのは、Amy Gillett Foundationと熟年層の健康促進をサポートしているNational hearing specialist organisationの二団体。
このプログラムは、サイクリストがもっともよく使うメインの自転車ルート上にある場所で15分ほどの簡単な健康診断を実施するというものです。
◆50歳代以上は、健康維持が必要
サイクリングは、インパクトが低いエクササイズ。特に、高年齢者にとっては、負荷が少ないので、健康維持に最適なスポーツと言われています。しかしながら、50歳以上のサイクリストの事故率が、若年層よりも多いのが現実。そのようなことから、二つの団体が15分で簡単にできる健康診断を6月に実施します。いずれの州も、サイクリストにはもっともポピュラーなサイクリングルートにある場所で開催。内容は、聴覚・血圧・BMI・心拍数となります。
Amy Gillett FoundationのGaudry氏は「15分健康診断は、健康でそして自転車に安全に乗るサイクリストのためのものに提供されるサービスです。これらは、我々の仕事の一つです」と話しています。
◆健康診断だけでなく、聴覚テストも実施
聴覚テストは、その人自身の健康にも大事なことですが、さらに自転車に乗っている時の、事故防止のための音の聞き分け、また自転車の機械的な音を聞くためにも必要なことです。
自転車で道路を走る際に、聴覚はとても大事になってくるので、今回の健康診断でも実施されます。また自転車のメカニックによる、自転車の安全チェックも実施の予定です。
4州それぞれ、一日だけでの開催ですが、先着200人には、Bike computerのプレゼントがあるそうです。
日本のように健康診断ということをあまり気にしないお国柄ですが、健康維持また自転車ライフを楽しむためにも、この15分健康診断がよいきっかけになるのではと、団体は期待をしています。
《豪州フォトグラファー さくら麻美》